Apple春の発表祭、Apple Eventが2022年3月9日開催されました。
今回発表された目玉マシンと言えば、Mac最高峰のスペックを誇るMac Studio。
そのスペックや、今回発表された他のモデルについても簡単にご紹介します。
どんな人がMac Studioを買うべきなのか?
用途や作業内容によって、M1チップシリーズのMacどれを選び取るのが最適なのか?
ブログ(テキスト作業など)、DTM(音楽制作)、動画編集、ゲーミングPC(PCゲームや配信など)といった4つの用途に分けて考えていきます。
この記事の概要
- 結論、Mac Studioは殆どの一般人にとっていらない
- ゲームができないMacにスペックがあっても仕方ない
- 一般人のほとんどはM1チップが搭載されているMacで十分すぎる
Mac Studioのスペック
まずは、新たに発表されたMac Studioのスペック。
新しい要素も増えていて、今押さえておくべきポイントとなるのは大きく分けて4つでしょう。
Mac Studioのポイント
- M1 ULTRAチップ
- 省バッテリーでいて高性能
- 接続端子の充実
発表時点で分かっていることを振り返ります。
M1 ULTRAチップ
M1シリーズ最後のチップと言われている、M1 ULTRAチップの登場。
発表ではモンスター級と言われていましたが、その通り怪物のような能力です。
M1 MAXチップを組み合わせた構造で、質でも量でも殴って圧倒する超高スペックのチップが誕生してしまった。
iPhoneというデバイスがここまで人々に使用されたことで、AppleはそのテクノロジーをMacにも応用してとんでもない怪物を生み出してしまったという気がします。
スペックを数字で確認したい方は、Geekbenchにもそのスペックが掲載されています。
以前発売されたintel製Mac Proよりも高い数値となっています。
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https://browser.geekbench.com/v5/cpu/13330272
browser.geekbench.com
高性能でいてなおかつ消費電力(省バッテリー)の低下を追求
M1チップシリーズの全体的な流れとして、どれも消費電力(省バッテリー)の低下を露骨に達成しています。
上のグラフはCPUで、Windowsのデスクトップと比較されたものです。
GPUも同様に他社製品と比較しても勝利。
消費電力が少なくなっているのは、M1 MacBook Airが発売された当初からもその驚異的なバッテリー持ちが話題となっていました。
やはり一人のユーザーとしては、据え置きのMacではなくMacBookに高スペックのチップが搭載されるのが待ち遠しい。
M2チップとも呼ばれていますが、コレは次の発表に期待したいところです。
そうなるとまた様々なソフトの対応状況も気にしなければいけない…。
接続端子の充実はまさにスタジオ
Mac Miniの上位機種とも言えるような形のMac Studio。
その拡張性はMac mini以上です。
背面にはThunderbolt 4だけでなくUSB-A端子も搭載。
DTMや動画編集など、外部の機材を使いたい場面でも助かります。
しかも嬉しいのが、全面にはSDカードスロットが搭載されています。
まさにクリエイター向けのMacといえるでしょう。
これら接続端子を全てまとめると、下記の通り。
Mac Studioの接続端子
- 前モデル共通
Thunderbolt 4(最大40Gb/s)
DisplayPort
USB 4(最大40Gb/s)
USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
USB-Aポート(最大5Gb/s)x 2
HDMIポート
10Gb Ethernet
3.5mmヘッドフォンジャック - 前面(M1 Max)
USB-Cポート(最大10Gb/s)x 2
SDXCカードスロット(UHS-II) - 前面(M1 Ultra)
Thunderbolt 4ポート(最大40Gb/s)x 2
SDXCカードスロット(UHS-II)
Mac Studioで何ができる?用途別のおすすめMac
2020年のM1チップ搭載MacBook発売から、気付けば発表されたM1チップはこれで4つ目になりました。
歴代のM1チップ
- M1チップ
- M1 PROチップ
- M1 MAXチップ
- M1 ULTRAチップ
ちなみに、搭載しているチップで性能が決まるので、同じチップの異なるハードウェアの性能はほとんど同じと考えてしまってOK。
それに対して、我々がMacでやりたい負荷のかかりそうな作業と言えば、せいぜいこれらの4種類くらいではないでしょうか。
Macでやりたい作業
- 用途①:ブログ(テキスト作業など)
- 用途②:DTM(音楽制作)
- 用途③:動画編集
- 用途④:ゲーミングPC(PCゲームや配信など)
これら用途別に、どんなMacを買うべきなのかというと、現状下記をイメージしていただくのが一番分かりやすいと思います。
「◎」はピッタリでおすすめのMac、反対に「△」や「×」にいくとスペック不足またはオーバースペックという図です。
用途①:ブログ (テキスト作業など) |
用途②:DTM (音楽制作) |
用途③:動画編集 | 用途④:ゲーミングPC (PCゲームや配信など) |
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M1チップ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
M1 PROチップ | × | △ | ○ | ◎ |
M1 MAXチップ | × | △ | ○ | ◎ |
M1 ULTRAチップ | × | △ | △ | ○ |
これをご覧いただけば分かる通り、ほとんどのことはM1チップ搭載のMacで出来てしまうんですよね。
しかもMacをゲーミングPCをするのは実質ムリ、もしくは出来るゲームが限られすぎています。
それぞれの用途別に、詳しく見ていきましょう。
用途①:ブログ(テキスト作業)
当方もブログを運営して1年以上が経っていますが、ブログに高スペックのMacは必要ありません。
ブログにおすすめのMacはM1チップ搭載のモデルで、それ以上のスペックは不要。
その理由は、ブログ運営はそのほとんどの作業がブラウザで行われるからです。
あえてそれ以外の作業についても考えるなら、具体的に下記の内容でしょう。
ブログ作業の内訳
- ブラウザ作業
- メール返信
- 画像編集
- その他ネットサーフィン
こうやって並べてみると、M1チップを搭載している必要すらない作業内容であることに違いありません。
ただし、高スペックのMacがこれまで安価に手に入れる事が出来る事を考えると、M1 MacBook Airは選択肢として抜群でしょう。
M1チップの特徴である省バッテリー性能を、MacBookで存分に活かせることも大きな魅力。
また、今更intel Macを買うのは非常にコストパフォーマンスが悪いといえるでしょう。
私自身も持ち運びができるMacBookには、非常に恩恵を受けています。
スタバでドヤるのは嫌いな人種だと思っていましたが、今や外での作業は非常に心地よく感じています。
ブログ用PCの最適解としてM1 MacBookを挙げていています。
ブログとの相性についてはこちらで詳しく解説しています。
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【ブログPCの最適解】MacBookがあったから続けられた理由・機能5つ
続きを見る
ブログの始め方も実は簡単で、しかも¥1,235/月ほどの費用しかかかりません。
ライティングやプログラミングスキルが無くても始められますので、気になる方はこちらもご覧ください。
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【Macでブログ】4つの手順で分かるブログの始め方【初心者向け】
続きを見る
用途②:DTM(音楽制作)
あまりご存じない方にとっては、かなり高い必要スペックが必要そうという印象を受けるかもしれないDTM(音楽制作)。
しかしながら、実際にMacで始めてみるとDTMには大したスペックを必要としません。
こちらもDTMオススメするMacと言えば、M1チップ搭載モデルで十分でしょう。
考えてみれば簡単で、動画データと比較すると音声データの容量は非常に小さいものです。
同じ5分間のデータファイルで比較すると、下記の通り。
動画・音声データの容量目安
- 4K動画データ:5分間 5GB(5,000MB)
- ハイレゾ音声データ:5分間 100MB
実際にプロのミュージシャンが使用しているマシンを雑誌等で見ても、巨大なプライベートスタジオでも2019年以前のiMacを使用していたりします。
4K動画が登場するように画質が一気に向上すれば必要なMacのスペックも上がっていきますが、DTM業界は容量が大きくなってもハイレゾがいいとこというのが現状なので、必要スペックが跳ね上がることも少ないんですね。
実際に私が使っているM1 MacBook Airでも十分にDTMができていて、どちらかというとスペックを余らせている状態にあります。
別の記事にはなりますがもっと詳しく必要なスペックを紹介していますので、詳しくはこちら(【MacでDTM】必要スペックから考える今買うべきMac【最低スペックでOK】)が参考になるかと思います。
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【MacでDTM】必要スペックから考える今買うべきMac【最低スペックでOK】
続きを見る
ただし、DTMでM1 Macを使用する際に気をつけたいのは、DTM機材のM1 Mac対応状況にあります。
特にオーディオインターフェースやプラグインといったものは、未だにM1 Macに対応していない機材も多々あります。
初心者〜中級者であればM1 Macを購入して全く問題無いと考えていいです。
しかし、プロのミュージシャンがサクッとM1 Macに移行できるかというと厳しくて、持ち込んだスタジオ先で使えない場面がまだまだ頻発しそうなのが現状です。
M1 MacのDTM対応状況については、こちら(【M1 MacでDTM】初〜中級者はコレで正解【対応状況まとめ】)でも詳しく解説しています。
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【M1/M2 Mac】DTM初〜中級者はコレが正解【2023対応状況】
続きを見る
用途③:動画編集
YouTubeでも4Kの動画が当たり前になり、データの容量がどんどん大きくなっていく動画編集。
ただし、動画編集についても基本的な編集はM1チップ搭載のMacで問題無いと認識していいでしょう。
いくつかのフェーズ毎に、必要なMacのチップをまとめました。
- HD動画で動画編集 → M1チップ
- 4K動画でシンプルな構造の動画編集をしたい → M1チップ
- 4K動画を組み合わせて複雑な動画編集をしたい → M1 PROチップ〜
専門外なので細かい部分までは書けませんが、未だにM1 MacBook Airを使用しているYouTuberもかなり多いですね。
私も勢いでYouTubeを始めてみましたが、このような簡単な動画編集であればM1 MacBook Airでも十分でしたね。
撮影した映像はDJI Pocket2で撮影した4K60fpsの映像ですが、かなりサクサク編集可能でした。
ただし、書き出しには6分の動画も20分以上かかってしまったので、コンスタントに動画をアップロードする方には厳しい印象でしょうか。
カラグレや複数の動画を重ねたり等、処理の重い作業になってくるとそれ以上のモデルもありかと。
毎日のようにコンスタントに動画の書き出しを行う方にとっては、M1 ProチップやM1 MAXチップ等の高スペックMacが要求されるでしょう。
反対に、たまの動画編集しかしない程度であれば、M1チップでも十分でしょう。
M1 ULTRAチップが必要かというと、大抵にユーザーにとってオーバースペックだと言えます。
用途④:ゲーミングPC
スペックの必要なものはクリエイティブなものだけではなくて、高スペックPCでゲームを楽しみたいという方がかなりいるはず。
ゲーミングPCとして処理できるスペックはM1チップでは足りず、それ以上のM1 PROチップやM1 MAXチップが搭載されるモデルが推奨されるでしょう。
実際にM1 MAXチップをゲーミングPCとして処理を検証された方の記事がこちら。
ざっくりいうと、ゲーム側でも最適化が不十分かもしれず、単体でグラフィックボードを導入できるWindowsの数値に負けているようです。
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M1 Max/Proの性能を実際のゲームでNVIDIA/AMDと比較した結果が登場 - iPhone Mania
iphone-mania.jp
ただし、こちらも省バッテリーではWindowsに勝っているようです。
このように着実にスペックが上がっているMacではありますが、ゲーミングPCとしての対応状況が全くと行っていいほど進んでいないこともまた明らかです。
詳しくは後述しますが、出来るゲームも少ないのでゲーミングPCとして高スペックのMacを買うくらなら、WindowsのPCやコンシューマーゲーム機を買うほうが今のところ現実的でしょう。
Mac対応のSteamゲームまとめは、こちらの記事からどうぞ。
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Macで遊べるおすすめSteamゲーム4選【Vampire Survivorsほか】
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もしもMacでゲームをたくさん遊びたいのであれば、Parallels Desktopといった仮想的にWindowsを遊べるソフトの導入がオススメです。
買い切り1万円未満で購入出来るプランもありますので、試してみる価値はあるでしょう。
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【結論】MacでWindowsゲームを遊ぶ方法【そこそこ遊べた】
続きを見る
番外編:暗号通貨のマイニング
世界中でグラフィックボードが買い尽くされている原因に、暗号通貨のマイニングがあります。
マイニングとは、簡単に言うと重い処理をしてくれた人にビットコインを配っている、というのがざっくりとした解説。
となると、高負荷な処理を省バッテリーで出来るMac、かなり相性がいいんじゃないかと思いますよね。
しかしながら現実はそう簡単でないようで、M1 PROの MacBookを使用した場合、元を取るのに17年かかってしまうようです。
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TechCrunch | Startup and Technology News
jp.techcrunch.com
マイニング用PCとしてMacを買うのは、現実的ではなさそう。
2022年春のApple Event、いらないものばかり
しかしながら振り返ってみると、今回(2022年春)のApple Eventは、発売されたものは必要無いものばかり。
今あるマシンが充実しすぎている、とも言いかえられますが、読者の方は欲しい物が発表されましたか?
今回発表された新製品について、簡単にではありますが振り返らせてください。
前回に発表されたM1 PROチップ・M1 MAXチップが搭載されたMacBook Proについてはこちら(【用途別に比較】新旧M1 MacBookおすすめモデルを熟考する)で詳しく解説しています。
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【用途別】M1・M2シリーズMacBookのオススメを熟考する
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iPad Air 5、M1チップ搭載
以前まではiPad Proにだけ搭載されていたM1チップが、iPad Airにも搭載されました。
ハードウェアは以前のものと変わらず、性能だけがアップデートしています。
そもそもiPadはMac(PC)の代わりにはならないので、あまりスペックを求めすぎるのも個人的には微妙な気もします。
やはりMacには生産性を向上させるアプリも多数出ているので、クリエイティブなことを始めたいならMacを買うのがおすすめ。
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【Shiftit】Macで画面分割する必須アプリ【こだわり設定アリ】
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iPadはコンテンツを消費するマシンとしては優秀ですが、情報を発信する側にもなりえるMacBookが後々考えても後悔が少ないのではないでしょうか。
iPhone SE 3、指紋認証機能付き
みんな大好きホームボタン付きのiPhoneです。
マスク装着時にも助かる指紋認証機能がもちろん付いています。
しかしながら、マスク装着時にも動作するiOS 15.4のパブリックβが、予想以上に高精度なんですよね。
一ヶ月ほど使っていますが、帽子等をかぶっていなければほぼ正確にマスクを装着していてもFace IDが使えている状況です。
マスクありでもFace IDがフツーに使えた!
人に見られながら4桁のパスワード打ち込んでるよりまだマシ。アップデートしてから速攻でパスワードを6桁にかえた。
まだβ版で登録は必要だけど、ここからダウンロードが可能https://t.co/36hyjYMy3B pic.twitter.com/YnjxyicLzU— ボチログ (@_bszr) February 5, 2022
精度には自信アリなのか、3月14日の週には正式版もリリースされるそうです。
今回のiPhone SE 3発表は、個人的にはホームボタン付きiPhoneを売りつくしちゃおうという在庫一掃セールな気もしています。
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iPhoneのロックをマスク着用でも解除できる、「iOS 15.4」は来週登場 - ケータイ Watch
k-tai.watch.impress.co.jp
詳細はこちらから。
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【iPhone SE3】いらない指紋認証、コスパも悪い【ホームボタン不要説】
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Studio Display、とにかく高い
Mac Studioとのセット購入がオススメされるStudio Display。
27インチで20万円とかなり高額ですが、実は高機能でお買い得だったりするんじゃないの?と思うかもしれません。
しかしながら、このStudio Displayは、高機能どころかかなり制限があります。
具体的にはこのディスプレイ、MacやiPadとしか接続できません。
※互換性のあるモデルは下記を参照
何にでも接続できる外部ディスプレイとは違って、完全にApple信者にターゲットを絞ったディスプレイでございます。
比較するのもなんですが、私の使っている同じく27インチの外部ディスプレイは、こんなに接続端子が豊富。
これだけ端子が揃っていれば、MacだけでなくゲームやWindowsのPCを同時に接続しておくことも勿論可能。
詳しくはこちら(【U2720QM】M1 MacBookにおすすめの外部ディスプレイ)からどうぞ。
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【U2720QM】M1・M2 MacBookにおすすめの外部ディスプレイ
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M1 MacBook Airをクラムシェルモードで接続して使用しています。
出先は省バッテリーのM1 MacBookを使って、自宅ではUSB-Cケーブルひとつで外部ディスプレイにつなげるというお気に入りのスタイルです。
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【メリットは?】クラムシェルモードでコスパ良く快適なMacBookライフ
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解像度や輝度といった詳細なスペックはもちろんStudio Displayに軍配が上がりますが、そもそもディスプレイとして動作しないのは比較にもならない気がする。
MacはゲーミングPCになり得ない、けれどM1 Macでゲームがしたい
新しく発売される高スペックのMac Studioが「いらない」と言われてしまう諸悪の根源は、Macではゲームがほとんど出来ないことにある。
現状MacをゲーミングPCにする選択肢は、下記の2つになろうかと思います。
MacでPCゲーム
- Mac版のSteamでゲーム
→ しかし、対応ゲームが少なすぎる - Parallels Desktop 18でWindowsを動かしてゲーミングPCにする
→ しかし、Mac Studioは高すぎる
(それくらいならWindows PCかゲーム機を買う)
矢印の先にも書いたとおり、どの道をとってもMacとゲームの相性は中途半端というのが現状です。
これだけゲームにも耐えうるスペックのMacが発売されたので、数年で一変しそうにはあります。
Mac対応のSteamゲームは少なすぎで、ゲーミングPCとしての使用はほぼ無理
一つの方法は、Steamで配信されているゲームを細々と楽しむという選択肢。
ただし、Steamのサイトを見ると分かりますが、Macに対応したSteamのゲームは異常に少ないです。
売上ランキングの10位以内にも、ひとつリンゴマークが入っていればいい方。
なんでこんなにもMacに対応したゲームが少ないのか?
その理由は簡単で、MacをゲーミングPCにするユーザーがいないからですよね。
発売する側からしても数%のユーザーのために、ゲームをMacに対応させるのはコスパが悪い。
ユーザーからしても、MacはゲーミングPCになり得ないからとWindowsのPCを買ってしまいますよね。
ゲームができるMacが多数発売されてきた今、後は実際にMacでゲームをするユーザーが出てくるほかないのでしょうか…。
とはいえ、Macに対応していて面白いゲームはいくつも用意されています。
レトロゲームっぽい見た目ですが、内容は間違いないので食わず嫌いの方もどうぞ。
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Parallels Desktop 18を使うくらいならWindowsかゲーム機を買いたい
Macでゲームをしようと思った時に思いつくのが、BootCampやParallels Desktop 18といった少し裏技的な使い方です。
しかしながらM1チップ登場で、BootCampは公式に対応することは無くなってしまい、残されたのはParallels Desktop 18。
Mac StudioをParallels Desktop 18として購入するのはコストパフォマンスが悪いかもしれません。
それでも、M1 MacBook等を購入して、サブのゲーム機としてWindowsゲームを楽しむにはなかなかいい選択肢です。
M1 MacBook Airではありますが、Parallels Desktop 18 for Macを使ってWindowsのみに対応したSteamゲームを遊んでみました。
実際に使ってみると、M1 Macでも遊べるゲームが広がるだけでなく、案外使い勝手もかなりよかった印象です。
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【Parallels】MacでWindows専用ゲームは遊べる?【20タイトル検証】
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なんでもかんでも遊べるわけではありませんが、スペックの高いMacで無くてもある程度のゲームを遊べることが分かります。
Parallels Desktop 18 for Macは買い切りで約1万円ほどで、遊べるゲームが一気に増える割には良心的。
Parallels Desktop
- Standard Edition(¥10,400 買い切り)
→ ライトなゲームのプレイならこれで十分 - Pro Edition(¥11,700/年)
→ Windowsに割り当てるメモリ・CPUを増やして重いゲームも遊べる - Student/Educator Edition(Standard ¥5,200/年、Pro ¥5,850/年)
→ 学生なら半額で買える学割プランが最もお得 - Business Edition(¥14,700/年)
→ 組織向けのプラン
最新バージョンのParallels Desktop 18についてのレビューや、プランベルの比較については下記でまとめています。
30日間は返金してくれる制度もあるので、とりあえず手持ちのMacでWindowsゲームが動くか検証するだけでもOK。
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【レビュー】Parallels Desktop 18 for Macが快適だった【プラン比較】
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M1 MacBook Airでもゲーム実況はできた
M1チップの搭載された Macをゲーム関連で使用するなら、M1 Macが活躍するのはゲーム実況がやっとでしょう。
ElgatoのHD60 S+を購入して使用してみましたが、MacBookが少し熱くなりながらもなんとかゲーム画面をキャプチャーすることもできました。
下記はNintendo Switchのゲームを実況した動画で、ゲームキャプチャとマイク合わせて予算3万円ほどで出来ました。
M1 Macを使ったゲーム実況に必要なもの(機材・アプリ)と、それぞれの設定方法についてはこちらで詳しくご紹介しています。
これから機材を揃えるという方であれば、低遅延で外部ディスプレイいらずのゲームキャプチャ「Elgato HD60S+」が圧倒的にオススメです。
※品番に「+」の付いていない「Elgato HD60S」はM1 Macに対応していませんので注意
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【M1 Mac向け】ゲーム実況・配信に必要な機材・設定【まとめ】
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USB-C端子で接続できてMacユーザーにも優しい設計です。
実際に使ってみると遅延も非常に少なくて、MacBookをゲーム画面として使ってもあまり遜色ないレベルで使うことが出来ました。
FPSや格闘ゲーム、ネットでのオンライン対戦だと遅延が気になってしまうかもしれませんが、家で一人で遊ぶ分には全く問題有りません。
1080p 60fpsであれば、M1 Macでも問題無くゲーム実況はできそうです。
その他、動画を作成するのに使った機材をまとめた記事が下記。
ゲームキャプチャ、オーディオインターフェース、マイクで合計5万円以内の予算で可能でした。
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【M1 Mac向け】ゲーム実況・配信に必要な機材・設定【まとめ】
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結論:一般人が必要なスペックは、M1 MacBook Airで十分
結論としては、我々のような一般人はM1チップの搭載されているモデルであれば、殆どの目的を達成できてしまう。
家電量販店のAppleコーナーでそこら編の主婦がM1 MAXチップ搭載のMacBook Proを買おうとしていえるのを見かけましたが、マジでなにかの冗談みたいな光景が現実になっている。
すでにM1チップは、Mac製品の様々なハードウェアが発売されています。
生活スタイルに合わせてこれらの中から選べば、まずスペックが足りなくて悩むことはないでしょう。
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