ここ最近のMacはとにかくスペックが高い。
先日発表されたMac Studioのように、高すぎるほどの性能を持ったM1チップシリーズ(M1,M1 Pro,M1 Max,M1 Ultra)のMacが多数発売されています。
スペックが高くなると気になってくるのが、Macでゲームはできるのか?というギモン。
Steamで買えばソフトも安くなっていたりするし、何よりゲーム機を定期的に買い換える必要が無いのは魅力ですね。
ただし一般的には、Macではゲームは出来ないからPCゲームをやりたいならWindowsを買うべき、というのが共通認識になっているように思えます。
M1チップという高スペック、かつコストパフォーマンスの良いMacが多数発売されましたが、M1チップが発売した今でもMacでゲームは出来ないと考えて良いのでしょうか?
ゲームと言えばお馴染みのサイトSteamを例にとって、現状のM1 MacでSteamゲームがどんなことまで出来るのか?、現状をまとめました。
既にM1 Macをお持ちの方、これからM1 Macを買いたいけどゲームもしてみたいという方など、判断材料や参考にしていただければ幸いです。
この記事の概要
- Mac対応のSteamゲームは、少ないけど確実に遊べる
- Windowsのみに対応しているSteamゲームは、Parallels Desktop 18を使えば遊べる
- Parallels Desktop 18なら買い切りプランもあって気楽
- FPSやTPSといったオンラインゲームを遊ぶのは現状厳しそう
現状まとめ:M1・M2 MacでもSteamゲームはできる
結論から言うと、M1 MacでもSteamゲームはある程度なら出来ると思って問題無いでしょう。
ただし、少し工夫しなければほとんどのゲームが出来ないというのが今の現状で、それらをまとめると下記のようになります。
M1 Macでゲームする方法
- 方法その①:M1 MacだけでSteamのMac対応ゲームを遊ぶ
→ ただし、Mac対応ゲームが少ない - 方法その②:M1 MacでParallels Desktopを起動する
→ ただし、買い切りで約¥10,400〜の初期投資が必要
これからMacを買おうとしている方は、まずはプレイしたいゲームがMacに対応しているのかどうかを確認してみましょう。
Macに対応しているSteamのゲームは現状かなり少ないので、プレイしたいゲームが見つからないかもしれません。
こちらの記事では、Mac対応のSteamゲームをまとめています。
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Macで遊べるおすすめSteamゲーム4選【Vampire Survivorsほか】
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そうなると、やはりWindowsの力を借りる必要が出てきます。
Parallels Desktop 18 for Macというソフトは、Mac上でWindowsソフトを動かせるようになる仮想化ソフトウェアです。
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【レビュー】Parallels Desktop 18 for Macが快適だった【プラン比較】
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Parallels Desktop
- Standard Edition(¥10,400 買い切り)
→ ライトなゲームのプレイならこれで十分 - Pro Edition(¥11,700/年)
→ Windowsに割り当てるメモリ・CPUを増やして重いゲームも遊べる - Student/Educator Edition(Standard ¥5,200/年、Pro ¥5,850/年)
→ 学生なら半額で買える学割プランが最もお得 - Business Edition(¥14,700/年)
→ 組織向けのプラン
有料ですが、約¥10,400の買い切りプランも用意されています。
1年間だけ使ったとしても大体¥900/月で、新しくゲーム機を購入するよりはお得。
これひとつでMacで遊べるゲームが増えるので、悪い出費じゃない計算になりそうです。
以前はBoot Campという機能がMacにはありましたが、M1チップ搭載のMacでは動きません。
Parallels Desktop 18といった仮想化ソフトを用意しておきましょう。
追記:M2 MacでもStemaゲームは出来るが、コスパは微妙
2022年6月に発表されたM2チップおよびM2 MacBookAirですが、ゲームを遊ぶためのMacとして正直なところ微妙だと思います。
その理由は簡単で、M2 PROチップよりも性能が低く、MacBook Airのクセして高いからです。
M1チップと合わせて比較すると下記の結果で、M1チップより少し賢いくらいの微妙な立ち位置。
M2 | M1 | M1 PRO | M1 MAX | M1 ULTRA | ||
CPU |
最大コア数 | 最大8コア | 最大8コア | 最大10コア | 最大10コア | 最大20コア |
シングルコア スコア |
1,923 | 約1,700 (マシン差) |
1,765 | 約1,780 (マシン差) |
1,793 | |
マルチコア スコア |
8,845 | 約7,500 (マシン差) |
12,505 | 約12,750 (マシン差) |
24,055 | |
M1チップより 何倍早い? |
M1の約1.18倍 | - | M1の約1.6倍 | M1の約1.65倍 | M1の約2.1倍 | |
GPU |
最大コア数 | 最大10コア | 最大8コア | 最大16コア | 最大32コア | 最大64コア |
Open CLスコア | 27,304 | 16,925 | 37,618 | 50,021 | 86,223 | |
METALスコア | 30,627 | 19,775 | 40,298 | 53,952 | - | |
M1チップより 何倍早い? |
M1の約1.55倍 | - | M1の約1.95倍 | M1の約2.25倍 | M1の約3.65倍 | |
メモリ | 最大メモリ数 | 最大24GB | 最大16GB | 最大32GB | 最大64GB | 最大128GB |
最大スペック価格 (SSD以外) |
〜¥264,800 | (〜¥162,800) | 〜¥400,800 | 〜¥512,800 | 〜¥810,800 |
※M1チップの最大スペック価格はMacBook Airのもので、GPUのみスペックの異なる2022年6月現在の価格
※M1 ULTRAチップの価格は、Mac Studioのものなのでディスプレイは別
とは言えデザインは良いし、ミッドナイトのカラーも好き。
買ってしまえばこれ一台で大体のことは出来てしまうマシンなので、M2 MacBook Airに魅力が全く無いかというとそうではありません。
ただしゲームという範囲で考えれば、無印M1チップとM2チップはほぼ同等の処理能力と考えるのが妥当です。
下記でも詳しく書いていますが、レトロゲーム以外も遊びたいならM1 PRO以上のスペック推奨。
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【性能はビミョウ】M2 Macは買わなくてもほぼ後悔しない理由
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ゲームが遊べる M1 Macシリーズのスペック早見表
Parallels Desktopを使う際に気になるのが、必要となるM1 Macのスペックだと思います。
搭載しているM1チップごとにスペックが異なりますので、ゲームのジャンル別に表にまとめました。
さすがに全部のゲームを起動する訳にはいきませんので、ジャンルごとに調査しました。
私自身では全ての環境を持っておらず、M1 ProやM1 Maxについては海外のYouTuberなど、できるだけ多くの環境を参照にしています。
M1 | M2 | M1 PRO | M2 PRO | M1 MAX | M2 MAX | M1 ULTRA | ||
レトロ系ゲーム | FF VI | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
FF VII REMAKE | × | × | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |
ロックマンシリーズ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
カイロソフト シリーズ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
カード・パズル系ゲーム | Yu-Gi-Oh! Master Duel | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Yu-Gi-Oh! Duel Links | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
UNO | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
GWENT | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
Puzzline -パズライン- | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
マーベル ミッドナイト・サンズ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
シミュレーション系ゲーム | Euro Truck Simulator 2 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
TerraScape | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
Kingdoms Reborn | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
Thief Simulator | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
PowerWash Simulator | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
FPS・シューティング系ゲーム | Destiny 2 | × | × | △ | △ | △ | ○ | ○ |
PUBG: BATTLEGROUNDS | × | × | △ | △ | △ | ○ | ○ | |
Grand Theft Auto V | × | × | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |
BIOHAZARD RE:2 | × | × | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |
HITMAN | × | × | △ | △ | △ | ○ | ○ |
※×=カクつくことばかりで遊びにくい、△=時々カクつくけど遊べた、○=HD(1080p)画質なら遊べた、◎=画質を上げても遊べた
別記事で恐縮ですが、動作確認の詳細はこちらからご確認ください。
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【Parallels】MacでWindows専用ゲームは遊べる?【20タイトル検証】
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それぞれのM1チップについて、簡単に紹介していきましょう。
M1チップ(MacBook 13インチに搭載)
無印のM1チップは、2020年に発売されたM1チップ最初のプロセッサー。
これひとつで4Kの動画編集もできる性能に、発売されてからの口コミは異常なまででした。
M1チップの特徴
- 10万円ちょっとで購入できる安さ
- シミュレーションゲームやレトロゲームなど、遊べるゲームは限られそう
- メモリは16GBが必須
性能が高いだけでなく、コストパフォーマンスも抜群。
省バッテリーで、持ち運びできるMacBook Airを購入してから今でもメインマシンとして使用しています。
私自身もこのM1 MacBook AirでSteamのレトロゲームを多数遊んでいます。
個人的にはiMacよりもMacBookがおすすめで、詳しくはこちら(M1 iMacよりMacBookを買うべき理由【持ち運びで広がる未来】)でも書いている通り。
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M1 iMacよりMacBookを買うべき理由【持ち運びで広がる未来】
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M1 Pro・M1 Maxチップ(MacBook Pro 14・16インチに搭載)
M1チップが進化を遂げて、ProとMaxという2つのチップが登場しました。
無印のM1チップでも十分に高性能なものの、グラフィックの性能を中心に進化してしまいました。
M1Pro,Maxチップの特徴
- 15万円ほどと高くなるものの、M1チップよりグラフィック性能が向上
- 最低スペックだとM1チップと遊べるゲームの差はそこまで無い
- カスタマイズによっては、アクションゲームやシューティングゲームも遊べる
M1 Pro、M1 Maxチップの段階で、普通のユーザーであればこれ以上のスペックはいらないと思ってしまって全く問題有りません。
詳しくはこちら(【用途別に比較】新旧M1 MacBookおすすめモデルを熟考する)で解説していますが、本当の意味でのプロ向けモデルでしょう。
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【用途別】M1・M2シリーズMacBookのオススメを熟考する
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無印M1 Macは4K動画を編集できるマシンでしたが、こちらは更に凝った(動画数本を常に組み合わせたりカラーを調整しまくったり)動画を作成したい方向けでしょう。
ただし、YouTuberを筆頭に、コンスタントに凝った動画を投稿する層も増えてきたので、少なからず需要はあるかもしれません。
ちなみに、簡単な編集ではありますが、私も簡単な動画をYouTubeに投稿してみました。
使用したMacはM1 MacBook Airの16GBメモリ。
4K60fpsの素材を編集するのにもかなりサクサクで、プレビュー画面のカクつきを殆ど感じずに動画編集することができました。
ただし書き出しは。実際の動画の長さの4倍くらいは時間がかかってしまったので、毎日のように動画を投稿する方にとってはM1 Pro,M1 Max,M1 Ultraチップも候補に挙げる必要があるでしょう。
M1 Ultraチップ(Mac Studioに搭載)
2022年3月、新たに発表されたのがM1 Ultraチップ。
M1シリーズ最後のチップともプレゼンされていて、M1 Maxチップを2つ組み合わせたという、質でも物量でも殴るという最終兵器のような立ち位置となりました。
M1 Utlraチップの特徴
- 25万円〜と非常に高額
- ゲームだけを考えるなら同価格帯でWindowsのPCを買う方が現状おすすめ
詳しくはこちら(【Mac Studio】スペックは高いが、ゲーム用には無理【結論:いらない】)でも詳しくご紹介しています。
そのスペックもさることながら、接続端子の充実性からはプロのクリエイター向け据え置きMacというテーマが伺えます。
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【Mac Studio】スペックは高いが、ゲーム用には無理【結論:いらない】
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非常にスペックは高いものの、このスペックを必要としているユーザーは殆どいないレベル。
また、本体だけで25万円ほどするので、ゲームだけを考えて購入するくらいならWindowsの高スペックPCを買ったほうがいいのでは?と、個人的には結論付けてしまいました。
【M1・M2 Macでゲーム】方法その①:M1・M2 MacだけでSteamのMac対応ゲームを遊ぶ
1つ目の方法は、M1 Macひとつだけで完結させる方法です。
これなら有料ソフトを購入する必要はありません。
M1 MacだけでSteamのゲームをする特徴
- メリット:M1 Macひとつあればゲームが始められる
- デメリット:対応しているソフトがあまりにも少ない
ただし、対応しているSteamゲームが少なすぎる
これだけでたくさんのゲームが遊べれば苦労しませんが、Macに対応しているSteamゲームはかなり少ないんです。
2022年3月現在の売上ランキングを見てみると、上位20位を見てもMacに対応しているゲームはひとつだけでした。
下記の画像では、リンゴマークがひとつしか付いていないのが分かると思います。
また、Mac OS対応のゲームに絞り込んで検索することもできますが、一気に対応しているゲームが少なくなってしまいます。
Mac対応のゲームが少ないその理由は簡単で、Macでゲームをしているユーザーが少ないから。
SteamのOS別利用率の調査によると、OSXの使用率は2.26%しかないことが分かります。
ちなみに、Macに対応しているSteamゲームの一例を挙げるなら下記があります。
レトロっぽいゲームで食わず嫌いしがちですが、実はかなり面白いゲームがたくさんあります。
Mac対応のSteamゲーム
- 7 Days to Die
- ARK
- Papers, Please
- Vampire Survivors
- テラリア
- Fuman Fall Flat
- RimWorld
この中でも、本ブログでおすすめしているMac対応のSteamゲームは、こちらの記事にてまとめてご紹介しています。
正直な所これだけでは物足りないかもしれませんが、まだ遊んでいないゲームがあるならぜひお試し下さい。
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Macで遊べるおすすめSteamゲーム4選【Vampire Survivorsほか】
続きを見る
【M1・M2 Macでゲーム】方法その②:M1・M2 MacでParallels Desktopを起動する
MacでWindowsを動かす方法が、Parallels Desktop 18 for Macというソフトを導入する方法です。
面倒くさそうで避けていた方法だったのですが、使ってみると手軽なことに驚く結果だったのでここでご紹介します。
Parallels Desktopでゲームする特徴
- メリット:手軽にWindowsのゲームが遊べる
- デメリット:約¥10,400〜の有料ソフトが必要
intel MacではBoot Campという方法が主流でしたが、M1チップ搭載Macでは使用不可のため、こういった仮想化ソフトウェアが使いましょう。
最新バージョンであるParallels Desktop 18についてはこちらでじっくりまとめています。
Parallels Desktop
- Standard Edition(¥10,400 買い切り)
→ ライトなゲームのプレイならこれで十分 - Pro Edition(¥11,700/年)
→ Windowsに割り当てるメモリ・CPUを増やして重いゲームも遊べる - Student/Educator Edition(Standard ¥5,200/年、Pro ¥5,850/年)
→ 学生なら半額で買える学割プランが最もお得 - Business Edition(¥14,700/年)
→ 組織向けのプラン
仮想化ソフトウェア(Parallels Desktop)の方が不便なのか?というと、そんなこともありません。
Windowsを開くために数秒しかかからなかったり、再起動も不要でMac・Windowsを同時に操れる便利な側面も多いです。
Parallels Desktop 18 for Macは案外使いやすい
何年も前にこういった仮想化ソフトウェアを使ったことがあったのですが、その際は非常に使い勝手の悪い印象でした。
MacBookとの相性も良くないのも相まって、全体的に操作感が二度と使いたくなくなるものだった記憶。
しかしながら今回使って見ると、Parallels Desktop 18 for Macは案外使いやすい。
特に使いやすいと感じたのは、こういった機能によるもののおかげでした。
Parallels Desktop 18 for Macのポイント
- Windowsのホーム画面がひとつのウィンドウ(アプリ)になっている
- Windowsで起動したアプリもMacのDockに配置される
- フォルダがMacと共有されている
簡単にまとめると、Macの中にWindowsが上手に溶け込んでいる操作感があります。
Windowsを独立していて、Macと別々に動かすっていう場面がかなり少ない印象です。
もちろん、MacとWindowsのアプリが共通の(トラックパッド等の)操作で動くわけでは無いので、ある程度の設定はWindows個別で必要です。
しかしながら、それさえ飛び越えてしまえば、Dockには起動したWindowsのアプリが表示されてくれるのでかなりスムーズな印象です。
Windowsで起動しているアプリには、Parallelsの赤い二本の縦線が表示されて区別されています。
画像は分かりやすくWindowsの画面を小さくしていますが、もちろん最大化して大きく表示させることも可能。
M1・M2 Macのスペックを一気に落としたりはしない
Parallels Desktopを使うとなると気になるのが、これを使うことでスペックが下がらないのかどうかというポイントだと思います。
2021年の8月に発売されたParallels Desktop 18 for Mac、M1・M2チップ搭載Macとの連携と高速化がウリ
特にグラフィックの性能が改善されていて、M1 Macのかなり高いグラフィック性能がほとんどそのまま使えるような連携がなされているのが嬉しいところ。
ひとつの目安となるGeekbenchのスコアも、シングルスコアはほとんど変わらない結果となっているようです。
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ASCII.jp:M1 MacでWindowsが動く「Parallels Desktop 17」性能をベンチマークテストでチェック (1/3)
ascii.jp
Parallels Desktop 18 for Macのプラン比較
さて、Parallels Desktop 18 for Macを実際に使ってみようとすると、いくらかかるのでしょうか。
プランは4つあって、最安の買い切りプランひとつと、年間のサブスクプラン。
Parallels Desktop
- Standard Edition(¥10,400 買い切り)
→ ライトなゲームのプレイならこれで十分 - Pro Edition(¥11,700/年)
→ Windowsに割り当てるメモリ・CPUを増やして重いゲームも遊べる - Student/Educator Edition(Standard ¥5,200/年、Pro ¥5,850/年)
→ 学生なら半額で買える学割プランが最もお得 - Business Edition(¥14,700/年)
→ 組織向けのプラン
最も大きな違いは、どれだけWindows(Parallels Desktop)にMac内の性能を割り当てられるか?の違いです。
少しややこしいので、下記の表に要点をまとめました。
価格 | メモリの最大数 | CPUの最大数 | |
Standard Edition | ¥10,400 (買い切り) |
8GB | 4 |
Pro Edition | ¥11,700/年 | 128GB | 32 |
Student/Educator Edition (アカデミック版) |
¥5,200/年 | 8GB | 4 |
Business Edition | ¥14,700/年 | 128GB | 32 |
※表にある最大数は、Mシリーズチップ搭載、62GB RAMと18コアCPU搭載Macの場合
Business Editionはその名の通りビジネス(組織)向けなので、基本的には①〜③の上から3つの中から選ぶことになります。
もっと詳しいプラン比較は、こちらの記事でもご紹介している通りです。
インストールも簡単に終わることがわかると思います。
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【レビュー】Parallels Desktop 18 for Macが快適だった【プラン比較】
続きを見る
この価格が高いか安いかは考え方によりますが、1年間Windows向けゲームを遊べるならそう高いとも感じません。
30日以内であれば返品も可能
また、下記に引用する通り、30日間はどんな理由でも返品可能です。
試しに使ってみて、どれくらいゲームが遊べるのか確認し尽くすのもOK。
Parallels 返品ポリシー
Parallels オンラインストアでご購入された製品の返品について
Parallels オンラインストアでは、製品ダウンロード版の購入後 30 日間、いかなる理由でも全額の返金を受け付けています。Parallels オンラインストアからご購入されたソフトウェアのダウンロード版を返品するには、サポートリクエストの [カスタマーサービスに関するお問い合わせ] から、ご注文の詳細を明記のうえ返品をリクエストしてください。
- 購入後 30 日以上経過した製品の返品には応じかねます。
- Parallels 以外のオンラインストアでご購入された製品の返金には応じかねます。このような製品につきましては、該当するオンラインストアまで返金方針をお問い合わせください。
ここに書いてある通り、Amazon等のオンラインストアで購入した場合は対象外なので、ご注意ください。
M1・M2 Macで遊べるSteamゲームは限られているのが現状
現状のM1 MacとSteamを含めたゲームは、遊べるゲームが限られているというのが現状でした。
特に、FPSやTPSといったオンラインゲームは遊べないと考えたほうが良さそうです。
これまでの内容を、再度まとめてみましょう。
この記事の概要
- Mac対応のSteamゲームは、少ないけど確実に遊べる
- Windowsのみに対応しているSteamゲームは、Parallels Desktop 18を使えば遊べるものも
- 買い切り約¥10,400〜のParallels Desktop 18でも遊べるゲームは十分ある
- FPSやTPSといったオンラインゲームを遊ぶのは厳しい
Mac対応のゲームが増えていけば、もっとMacでのゲーム環境も整備されてきそうですが、こればかりは非常に時間がかかりそうな感触です。
Parallels Desktop 18 for Macといったソフトも使いながら、限られた中からゲームを遊ぶのであれば十分楽しく遊べるでしょう。
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【レビュー】Parallels Desktop 18 for Macが快適だった【プラン比較】
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Parallels Desktop
- Standard Edition(¥10,400 買い切り)
→ ライトなゲームのプレイならこれで十分 - Pro Edition(¥11,700/年)
→ Windowsに割り当てるメモリ・CPUを増やして重いゲームも遊べる - Student/Educator Edition(Standard ¥5,200/年、Pro ¥5,850/年)
→ 学生なら半額で買える学割プランが最もお得 - Business Edition(¥14,700/年)
→ 組織向けのプラン
M1チップ搭載のMacは非常に性能が高いながらも、ゲームに最適化されるためには少し時間を要しそうです。
Parallels Desktop 18 for Macを使ってWindows向けゲームを遊びつつ、Nintendo Switchをメインに当分は遊ぶことにしました。
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【Parallels】MacでWindows専用ゲームは遊べる?【20タイトル検証】
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ゲーム実況であればM1 Macでも出来ました。
Nintendo Switchで遊びながらゲーム実況の撮影しています。
予算は3万円ほどと意外にお手軽でした。
必要な機材や設定方法はこちらをご参照ください。
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【M1 Mac向け】ゲーム実況・配信に必要な機材・設定【まとめ】
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