重要性は分かっていながらも、先送りにしてしまいがちなタイピング練習。
いざ始めても、習得する前に挫折してしまうのもタイピング練習。
私はつい1ヶ月前まで、ホームポジションも意識しない、よく分からない自己流のタイピングをしていました。
頭の中で文章はできているのに、タイピングが追いつかず非常にストレス。
そこで、「Typing Land」というフリーソフトをきっかけに、タッチタイピング(ブラインドタッチ)の基本を習得しました。
かかった期間は、1ヶ月という短い期間。
Typing Landを実際に使ってみた感想や、タッチタイピングを習得するまでの流れをご紹介していきます。
Typing Land(タイピングランド)は可愛らしい見た目のゲームですが、実は非常に効率的なタイピング練習ができるソフトだと思います。
こんな方にはオススメの無料アプリです。
- キーボードを見ずにタイピングできない
- 文字は打てるけどホームポジションを意識できていない
- タッチタイピングが身につかない
- 無料ソフトで飽きずに続けたい
タイピングランドなら1ヶ月でタッチタイピング「キホンのキ」を習得できる
タイピング練習といえば「寿司打」を中心に、世の中でも無数のソフトがあります。
とは言っても、タッチタイピングを習得するまでに辞めてしまったり。
いざ少し練習しても、ホームポジションを意識したタイピングが身につかないという方も多いと思います。
そんなタッチタイピングの基本を習得するのにおすすめなのが、2021年10月に公開されたTyping Landというアプリ。
可愛らしいキャラクターデザインと子供でもタイピングが学べる内容に、SNSでも話題になっています。
こんなイカしたUIでお値段は無料という、今からタイピングを練習する方にはおすすめのアプリ。
チャレンジモードやドネーションなどでは一部課金要素がありますが、タッチタイピングを習得するのであれば全然問題なし。
Typing LandはWindowsやMacをはじめ、SteamやMicrosoftといった様々なデバイスからダウンロードが可能。
※Steam版のみ有料
- App Store
- Google Play
- Microsoft
- Steam(620円)
最難関はタッチタイピングが意識出来るまで
1ヶ月前までの私がタッチタイピングをいつまで経っても習得できなかったのは、このような流れでした。
同じような経験の方も多いのではないでしょうか。
- 自己流のタイピングに慣れてる
- タッチタイピングを練習し始める
- タッチタイピングはすぐに習得できない
- 始めたてのタッチタイピングは自己流のタイピングよりも遅くてイライラ
タッチタイピングはちゃんと習得出来るまでは、自己流のタイピングよりも不便で遅い。
仕事や趣味の時間など、タイピングする機会が多いからこそ、手っ取り早くタイピング出来る自己流タイピングに戻ってしまいがち。
これがタッチタイピングを学ぼうとしている人の一番の敵に違いありません。
しかも年齢を重ねれば重ねるほど、タッチタイピングを習得するまでの時間はかかってしまい、イライラする時間も比例して長くなります。
つまり、タッチタイピングを習得したいならば、どこかのタイミングでこういったイライラを受け入れる必要があるということですね。
しかもそのタイミングは、遅くなって良い事が一つもありません。
僕自身は、ブログを始めて会社を辞めたのをきっかけに、いよいよ決心してタイピング練習を始めた次第。
個人事業主は、タイピング速度の向上=時給アップなので…。
実は効率的なタイピングランドのゲーム内容
Typing Landを通して効率的に学べたことは、具体的に下記の通り
- ホームポジションに戻るクセがつく
- ひとつの指ごとに着実に習得できる
- ひとつの段ごとに着実に習得できる
- ステージを繰り返して弱点は効率的に克服
全て当たり前のことではありますが、どれも自己流タイピングを脱出するのに必須の項目ですね。
前提:タッチタイピングの目標は、指でキーボード配列を記憶すること
そもそもの大前提として、タッチタイピングの目標は、指でキーボード配列を記憶することにあります。
指で覚えるここで言う記憶は、キーボードの配列を見て記憶していることでもありません。
キーボード配列を体(指)で覚えるている、というイメージ。
タッチタイピング初心者によくある、ついついキーボードを見てしまうことは、タッチタイピングの目標からどんどん遠ざかってしまう要因になってしまいます。
そのためにはホームポジションに指を置いたままで、少しずつ着実に記憶しているキーボード配列を増やしていく必要があります。
その①:ホームポジションを意識したタイピングが身につく
そもそもタッチタイピングとは、下記の赤丸位置に指を置いて、必要な時にはそれぞれの指を使ってタイピングすることを言います。
つまり、ホームポジションから正しく指を行き来させることができてしまえば、タッチタイピングの習得は一通り出来てしまいます。
それが難しいんですが。
例えば左手の小指だけなら、これらのことができればOK。
- A(ホームポジション)
- A → Zへの移動
- A → Qへの移動
つまりタッチタイピングの習得は、一つの指ですべき事というのは実は大したことがありません。
遠回りに見えますが、一つ一つの指の動きを着実に体へ定着させていくという地味な作業です。
これ以上の近道はありません。
この地味な作業を効率的に学べるのがTyping Landだと思っていて、例えば人差し指の上段を練習するステージはこのようになっています。
キーボード上の「F」「R」「J」「U」だけを正しく押すステージですね。
一見アホらしい練習ですが、このようにホームポジション+新しいキーと言う組み合わせになっているおかげで、何度も往復して指で覚える事が可能。
直感的にホームポジションと新しいキーとの距離や往復の動作を学習できます。
同じような内容はモグラ叩きの要領で、位置関係を分かりやすく練習することもできます。
このように似た内容ではありますが、視覚的に全然違うステージなので真新しく楽しむことができるのは嬉しいですね。
1つのステージで覚えることが一気に増えることは無く、自分に定着していないと感じた場所を集中的にやり直せば、少しづつ着実にタッチタイピング習得に近づくことが出来ます。
練習した範囲で少し慣れてきた頃には少し長めに入力するステージが出てきて、実力を定期的に確認することも出来ます。
※これも、練習したことのない指を使う必要はなく、一気に難易度が上がっているというわけでもありません
ここでご紹介したのは中段と人差し指の上段だけですが、これがTyping Landのステージの大まかな流れです。
これがそれぞれの指で、上段と下段でひとつずつ増えていくイメージなので、ステージを進んでいくと着実に身につくようになります。
その②:ひとつの段ごとに着実に習得できる
Typing Landのワールドは9に分かれていますが、そのうちタッチタイピング習得までにやっておくべきワールドは5で取り敢えず十分。
具体的に5つのワールドは下記のようになっていて、大ざっぱに言うとこういった流れでタッチタイピングを習得していくことになります。
- ワールド1
→ 中段(ホームポジション)の練習 - ワールド2・3
→ 上段のキーの練習 - ワールド4・5
→ 下段のキーの練習
ワールド1では、キーボード中段(A〜;)までしかキーが出現しません。
このステージを通してホームポジションの位置と、それぞれのキーの割り当てがしっかりと体で理解できます。
ホームポジションを意識してこなかった方はここでも少なからずストレスを感じるはず。
例えば「A」の文字は左手の小指でタイプしますが、使い慣れていない指でぎこちないかもしれません。
ワールド2・3では、中段と上段(Q〜P)を組み合わせたタイピングを練習します。
ここからは、ホームポジションから指を動かす機会が一気に増えます。
上段の最初は人差し指だけの練習ですが、気付けば出現するキーが増えていきます。
ステージ4・5では、中段と上段(Q〜P)と下段(Z〜/)を組み合わせたタイピングを練習します。
多分ここが一番難しくて、お手持ちのキーボードをよく見ると分かりますが、ホームポジション上と下とで指の動きが違います。
上段はホームポジションから左上寄りですが、下段はホームポジションから右下寄りになっていて謎すぎる。
キーボードが何故この配列になっているのかは定かでないらしく八つ当たりの仕様がなくて悔しいですが、これを踏まえてとにかく体で覚えるしかない。
その③:ひとつの指ごとに着実に習得できる
大ざっぱなTyping Landのワールドはご紹介しましたが、各ワールドの中も9つのステージが入っています。
ひとつのワールドで考えれば覚えることも多いように見えますが、それぞれのステージでひとつの指を学んでいくというシンプルな格好になっています。
例えばステージ1では人差し指、ステージ2では中指というように、ひとつずつ着実にタッチタイピングを学ぶことが出来ます。
かなり地味で時間もかかるように見えますが、実はこれが着実にタッチタイピングを習得できる近道なんです。
ホームポジションの位置を体で覚えていなければ上段の練習は難しいし、人差し指のタッチタイピングができなければ小指のタッチタイピングはもっと難しい。
その④:ステージを繰り返して弱点は効率的に克服
ステージごとに習得する指(場所)が決まっていることで、ステージの成績によって習得できていない部分がよく分かるのがとても優秀。
やってみると意外に指を正しく動かすのは大変で、例えば私は小指が言うことを聞かなくて何度もステージを繰り返しました。
かなり継続しましたが、ワールド4の途中から私は一気に失速してしまいました。
この辺りで登場するキーは「X」〜「V」と「M」〜「.」(ピリオド)で、少し繰り返したくらいでは早くならないくらい明確にここが苦手らしい。
それぞれのステージ成績は、下記のように4段階になっています。
- ☆×1
→ クリアはしたが、早さ・正確性のどちらも一定値を満たしている - ☆×2
→ 早さ・正確性のどちらかが一定値を満たしている - ☆×3
→ 早さ・正確性の両方が一定値を満たしている - 王冠
→ ノーミスで☆×3の条件も満たしている
☆×3もしくは王冠までいけば、指とキーボードの位置がリンクしていてタッチタイピングが習得できている箇所であることが分かります。
もしそれ未満であったら、何度もステージを繰り返してみましょう。
何度も言いますが、繰り返して練習するほか上達する方法はありませんので、習得しきれていない自分の弱い部分を集中的に無くしていきましょう。
体感としてはワールド4以降は☆×3すら難しくなってくるので、まずは☆×2くらいでも一通りクリアしてしまうのはアリだと思います。
練度を高めるのはそれからってのもアリ。
タッチタイピングの実践練習は苦痛しかないけど、乗り越えるしか無い
基本的なタッチタイピングをTyping Landで学んだら、後は実践練習しかありません。
配列がそれとなく日々の仕事や趣味にタッチタイピングを取り入れましょう。
最初にも書いたとおり、キーボード配列をそれとなく体で覚えた程度では、大抵の場合は自己流タイピングよりも遅い。
このような状態でのタイピングは、頭がおかしくなりそうなくらいもどかしくて辛い。
自己流のタイピングは安定しないし伸びしろも無い
タッチタイピングのいいところは、常にホームポジションの位置に指が置かれていることにあります。
キーボードの「F」と「J」キーには大抵の場合くぼみがあって、ホームポジションへ安定して復帰が出来るようになっています。
自己流のタイピングはというと、多分キーボード配列を一度は目視で確認してからタイピングしているはずです。
これだとタイピングに間違いも発生しやすいく安定しませんし、これ以上安定して早くタイピングできるようにもなりません。
タイピングの速度とかける時間が表になったものは下記の通り。
※ハント&ペック:キーボードを見ながらタイピングすること
タッチタイピングを習得すればすぐに速度がある程度のところまで上昇しますが、自己流タイピングはそのまま続けていても伸びしろが無い。
タイピング練習は早く始めるほど時間が増やる
もっと早くからタッチタイピングの練習をすべきだったと、今では後悔しています。
長期的に見たら間違いなくすべきことは今にでもすべきで、特にタイピングしている時間が長い方は習得しておいて損はありません。
- キーボードを見ずにタイピングできない
- 文字は打てるけどホームポジションを意識できていない
- タッチタイピングが身につかない
- 無料ソフトで飽きずに続けたい
タイピングランドのダウンロードは下記から。
- App Store
- Google Play
- Microsoft
- Steam(620円)
私がタイピングの練習を始めたのは、会社を辞めたタイミング。
会社員とは違って、タイピングの速度は自分自身の収入を左右することとなりました。
私のブログの文字数は1つの記事で5千〜1万字ほどで、タイピングのスピードは時給にも匹敵するスキルです。
追記:おかげさまでブログで生活できるようになりました(嬉)。
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