MacでDTMを始めようとした時に、ついつい悩んでしまうのがMacのマシン選び。
一言にMacと言ってみても、持ち運びできるMacBookから据え置き型のMac miniやiMac等、どれがDTMと相性が良いのかがよく分からないですよね。
しかも2020年11月には、Appleが独自に開発したM1チップと言う新たなプロセッサ(PCの頭脳みたいなもの)が開発されました。
そんな目まぐるしい移り変わりもあり、おすすめのMacをネットで調べてみても情報が古かったり、イマイチよく分からなかったという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コストパフォーマンや様々な使用シーンに分けて、DTMにおすすめのMacをいくつか比較・検証してご紹介します。
まがいなりにもMacやDTM機材についてブログを書いているので、新しい情報や使ってみた実際のトコロなどを詳しけるよう心がけていきます。
この記事の概要
- 最もDTMにおすすめのMacはM1 MacBook Air
- おすすめの理由は3つ
- 圧倒的にコスパがいいのはM1 Mac
- おすすめのメモリ数やストレージは?
- M1 MacのDTM対応状況はかなり進んできた
- 持ち運びしないならMac miniやiMacもアリ

DTMを始めるのに最もおすすめのMacは?
のちのち細かいことも書いていきますが、まず初めに結論から。
最もDTMにおすすめのMacは、ズバリM1 MacBook Airです。
DTMにおすすめのMacは?
- 前提として:DTM初心者〜中級者ならM1チップ搭載のMacがおすすめ
- おすすめは?:M1 MacBook Air
- おすすめの理由は?:持ち運びもできる万能でコスパ抜群マシン
現在もM1 MacBook AirをメインマシンとしたDTM環境で、1年以上かけてようやく理想の環境を整えることができました。
デスク周りの機材については、別の記事にはなりますが一挙にご紹介しています。
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【デスク周り】DTMガジェットオタク歴5年で完成した理想のデスク
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持ち運びは絶対に必要ないという方には、Mac miniを選んで周辺機器のコストを落とせば、更に初期費用をかけずDTMを始められます。
考え方も違うと思うので、後ほど複数のケースに分けておすすめの機材をご紹介していますので、最後までご覧いただければ嬉しいです。
そもそもMacでDTMを始めるメリットは?
雑誌でプロミュージシャンのスタジオを見てみても、やはりMacを使って作曲している方が多い印象ですよね。
そもそもMacでDTMを始めるメリットがあるのか?というと、下記のような理由があります。
Macを使うメリット
- マシンの信頼性が高く安定している
- トラブルに対してのQ&Aがすぐに出てくる
- デザイン性に優れていてモチベーションに繋がる
- 最近のMacはコスパも良い
Apple社から発売されているMacのレパートリー(MacBookやMac miniやiMacといったように)は、IntelのPCと比べて種類が格段に少ない。
それゆえ、MacはDTMに使用するソフトや機材が、それぞれに最適化されたものが安定して用意されているという点が最も大きなポイント。
また、問題が起きてもトラブルシューティングに引っかかりやすいということもメリットです。
Dellで買ったノートPCも、レノボで買ったノートPCも、同じ頭脳を持ったノートPCですが、使われている部品(ディスプレイ・キーボード)は全くの別物。
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Mac - Apple サポート (公式)
support.apple.com
一方でMacは、同じシリーズのPCについては限りなく近い作りとなっています。
DTMソフトやDTMに使われる周辺機器を開発する側からしても、よりユーザーが使う状態に近い環境で検証テスト等を行えるということがあります。
【理由は3つ】DTMにおすすめのMacはM1 MacBook
DTMに使うMacとして、現状で圧倒的におすすめしたいのがM1 MacBook Air。
その理由は大きく分けて3つあります。
M1 MacBookがおすすめの理由
- 理由その①:MacBook?iMac?Mac mini? → MacBookがおすすめ
- 理由その②:Macのスペックを選ぶ → M1 チップがコスパ抜群
- 理由その③:Macのストレージを選ぶ → 512GBでOK
私がメインマシンとして使っているのもM1 MacBook Airです。
以前使っていたiMacからメインマシンをM1 MacBookに入れ替えてから約1年ほど経過していて、これまで実際に使い倒してきて感じたことについても深堀りしていきます。
Macのスペックについて迷っているという方は、こちらの記事からDTMに必要なスペックの現状をまとめています。
よろしければこちらもご参考ください。
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【MacでDTM】必要スペックから考える今買うべきMac【最低スペックでOK】
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とは言え、生活スタイルや予算も違うかもしれない私個人の考えにすぎません。
それ以外の選択肢についても、それぞれのケース別に分けて後ほどご紹介します。
理由その①:MacBook?iMac?Mac mini? → MacBookがおすすめ
まず最初に選ぶべきは、どのハードウェアのMacを使うか?という点だと思います。
繰り返しにはなりますが個人的に最もおすすめなのがMacBook Airで、その理由としては下記の通り。
一言で言うなら、コスパ良く出先・自宅で使えるMac。
MacBook Airがおすすめな理由
- 持ち運びができる
- 自宅ではクラムシェルモードの大画面で楽しめる
- DTM以外にもより有効的にPCを使える
- MacBook Proはコスパも悪いしオーバースペック
MacBookの特徴とすれば、やはり持ち運び出来るという点にあって、これが案外バカにできません。
一度買ったiMacを売ってMacBookを買っている私自身の経験談としては、iMacを買ってもどうせ持ち運びして使いたくなるぞ!と個人的には思います…。
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M1 iMacよりMacBookを買うべき理由【持ち運びで広がる未来】
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MacBookは、自宅では外部ディスプレイに繋げば、クラムシェルモードで使うということも可能。
しかも、2021年5月に発売されたiMacよりも、外部ディスプレイとMacBookを買ったほうがコスパも良い。
M1 iMac | M1 MacBook Air+DELL U2720QM | |
Mac本体 モニターサイズ | 24インチ | 13インチ |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB | 512GB |
Mac本体 接続端子 | USB Type-C × 4 | USB Type-C × 2 |
持ち運び | × | ○ |
本体価格 | 221,800円(税込) | 164,780円(税込) |
外部ディスプレイ モニターサイズ |
- | 27インチ |
外部ディスプレイ 接続端子 |
- | USB Type-C × 2 USB 3.0 × 3 ディスプレイポート HDMI |
外部ディスプレイ 価格 | - | 約 59,800円(税込)〜 |
合計価格 | 221,800円(税込) | 約 224,580円(税込)〜 |
※スペックを揃えて価格を比較するために、iMacのメモリは16GBまで増設した価格です
ヘタに持ち運びできないMacを買って、持ち運びできるという可能性を潰してしまうのはもったいない。
クラムシェルモードについての紹介や、コスパ良く自宅での作業環境の作り方についても書いています。
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【メリットは?】クラムシェルモードでコスパ良く快適なMacBookライフ
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ちなみに、2020年に発売されたM1 MacBook Proは、M1 MacBook Airと大して性能も変わらないにも関わらず、若干マシンが重かったり不評なTouch Barが搭載しているのであまりオススメできません。
また、2021年10月に発売されたM1 PRO/M1 MAXチップ搭載のMacBook Pro(14インチ・16インチのモデル)は、コスパも悪く本当の意味でのプロ向けなので、正直なところ大抵はオーバースペックなのでおすすめしません。
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【用途別】M1・M2シリーズMacBookのオススメを熟考する
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理由その②:Macのスペックを選ぶ → M1チップがコスパ抜群
Macと言うと、PCとしてあまりコストパフォーマンが良くない(割高)な印象があるかもしれませんが、それは2020年11月以前の話。
その理由は、M1チップというApple独自のプロセッサ(PCの頭脳)が開発されたことにあります。
今まではintel(インテル)のプロセッサを使っていたのですが、Macに最適化されたプロセッサが発表され、ガジェット好きの人々は歓喜。
DTMどころでなく、もっとMacの性能が必要となる動画編集まで出来る高機能のMacが、非常にコスパ良く入手出来るようになりました。
M1チップ搭載Macがおすすめな理由
- 性能に対してのコスパが良い
- 省バッテリーでMacBookは充電無しで1日中使える
- DTMソフト・周辺機器の対応状況も良くなってきた
WindowsとMacのPCを、スペックや価格で比較してみましょう。
比較したのは、「2021年に売れたノートPCランキング」(出典:BCNランキング)で、M1 MacBookを押さえて1・2位を勝ち取ったNECの「LAVIE N1565/AALシリーズ」。
少しスペックは異なりますが、ベンチマークというスペックを数値化したテスト結果と、その他の重要なスペックをまとめると下記の通り。
LAVIE N1565/AAL | MacBook Air (M1 2020) | |
シングルスコア | 1140 | 1705 |
マルチスコア | 6089 | 7411 |
画面サイズ | 15.6インチ(HD) | 13インチ(Retina) |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB |
メモリ | 8GB | 8GB |
価格(税込) | ¥117,800 | ¥115,280 |
※価格は2022年1月現在の価格です
ディスプレイのサイズは若干異なるものの、MacBookの方がディスプレイの解像度が高い構成になっています。
また、スペックだけを考えるとむしろMacBookの方が安いことが分かります。
今度は、近い価格帯で、MacでM1チップ搭載のものと、intelのプロセッサが内蔵しているMacを比較してみましょう。
MacBook Airでは同じスペックのものを並べられなかったので、MacBook Proで比較します。
MacBook Pro (Mid 2020) | MacBook Pro (Late 2020) | |
シングルスコア | 1275 | 1722 |
マルチスコア | 4475 | 7529 |
画面サイズ | 13インチ(Retina) | 13インチ(Retina) |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB |
メモリ | 16GB(intel) | 8GB(M1チップ) |
価格(税込) |
結果は歴然で、マルチスコアはM1 Macの方が1.5倍ほどの差があります。
これまでの結果をまとめると、このようになります。
M1 Macのコスパを比較
- M1 MacBookとWindowsノートPC
→ 同価格だとM1 MacBookの方がコスパが良い - intel MacBookとM1 MacBook
→ 同スペックだとM1 MacBookの方がコスパが良い
MacBook以外のMac miniで見ても、それに近い状況であることが言えます。
ちなみにM1 Macは、コア数(7コアor8コア)とメモリ(8GBか16GB)で、スペックをカスタマイズすることができます。
お金をかければかけるほどスペックも高くなって、コア数を増やすのは実質5,500円(税込)、メモリを16GBにカスタマイズするのは+22,000円(税込)です。
カスタマイズして何が出来るのかあまりイメージ付きにくいと思うので、具体的にまとめると下記がおすすめ。
おすすめのカスタマイズ
- コア数 → 実質5,500円(税込)と安いので、特に長期的に使用するなら8コアがおすすめ
- メモリ → DTMだけなら8GBでOKで、動画編集するなら16GBがおすすめ
DTMだけであれば8コアでメモリ8GB、4Kの動画編集もしそうなら8コア16GB。
始めたばかりですが、M1 MacBook Airの16GBメモリでYouTubeを始めてみました。
書き出しには少し時間がかかりますが、4K素材を扱っても動画編集自体はサクサクで感動。
8コアにする場合、この後にご紹介するストレージが512GB以上になり、256GBを選ぶことができなくなりますが、256GBは流石に少なすぎると個人的には思います。
ちなみに、新たに発売されたM1 PRO、M1 MAX、M1 ULTRAといったM1チップシリーズは3つともハイスペックすぎてDTMにはオーバースペックすぎますよ。
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【Mac Studio】スペックは高いが、ゲーム用には無理【結論:いらない】
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理由その③:Macのストレージを選ぶ → SSD 512GBでOK
ストレージこそMacの使い方次第ではありますが、最低でも512GBは選択しておくのが後悔しないと思います。
というのも、DTMをやっていると音源ライブラリ等といったデータが地味に容量を食う原因になります。
例えば、私がMacで使っているLogic ProというDAW(作曲ソフト)で使っている容量は下記の通り。
なんと合計の容量は72.71GBで、Logic Pro公式の音源を全部ダウンロードしたからなのですが、さすがに256GBは少ない印象ではないでしょうか。
Logic Proで使っている容量
- 音源ライブラリ:66.1GB
- Apple Loops:6.61GB
※Apple Loopsというのは、Appleが公式で配布している短いループ音源です
これ以外に自分の好きな曲をライブラリに保存したりしていると、あっという間にストレージが埋まってきてしまいます。
外付けなら増設も可能ですが、高速のSSDを買おうとすると高価で、安価に買えるHDDは読み込みも書き込みも遅い。
既にMacやPCをお持ちの方は、現時点でストレージをどのくらい使っているのか確認するのをおすすめします。
M1 MacでDTMを始めるなら対応状況に注意
オイオイ、M1チップ搭載のMacはコスパも良いし、悪いところナシじゃないか。
ただし一点、M1チップ搭載のMacでDTMを始めるにあたって、機材やソフトの対応状況には注意が必須です。
中でも気をつけるべきは、ソフト(DAW)やプラグイン(DAWで使える拡張ソフトみたいなもの)です。
もっと具体的に挙げるならば、こういった内容です。
確認すべきポイント
- オーディオインターフェース
- Macと連携して動くキーボード類(KOMPLETE KONTROLなど)
- DAW(GaregeBand、Logic Pro、Ableton、Cubaseといったソフト)
- プラグイン(音やエフェクトをより細かくイジれる拡張ソフト)
これらの使える機材が限られてきてしまう、ということはM1 MacでDTMを始めるにあたって頭の片隅に入れておきましょう。
しかしながら発売してから1年以上も経つM1 Mac、対応状況も非常に進んできました。
どれくらいのことがM1 Macで出来るのかというと、初心者〜中級者レベルであれば全く問題なくDTMが出来る、というのが現状だと思っています。
それぞれの対応状況については、別の記事で詳しくご紹介しています。
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【M1/M2 Mac】DTM初〜中級者はコレが正解【2023対応状況】
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M1 MacでDTMは辞めたほうがいい、みたいな考え方もありますが、総じて情報が古い場合が多いです。
実際のところ私も、1年前まではM1 MacでのDTMは万人におすすめできる状況でなかった認識ですね。
MacでDTMを始めるのにおすすめの機材は?
特にこれからDTMを始める方にとっては、どんな機材が必要なのか?その機材選びはどうしたらいいか?は、右も左も分からないかもしれません。
作曲したいジャンルや楽器によって様々で、おすすめの機材を挙げてもピンとこないかもしれません。
ですが、DTM環境の基盤となる最低限必要な機材についてはどれも同じです。
特に注意すべきはオーディオインターフェースで、M1 Macで使えるモデルが限られています。
そもそもオーディオインターフェースはPCに接続できる入力端子を拡張する機材で、MacにUSB端子で接続することで、イヤホンジャック以外の音声端子が使えるようになります。
M1 Mac向けで間違いの無いオーディオインターフェースは、下記の通り。
おすすめオーディオインターフェース
- Focusrite Scarlettシリーズ
- steinberg UR-Cシリーズ
在庫が安定していておすすめなのは「Focusrite Scarlettシリーズ」です。
どちらのシリーズも入力端子や出力端子の数によって複数種類のモデルが発売されていて、「Focusrite Scarlettシリーズ」をまとめると下記のようになります。
入力数 | 2IN ※マイクとフォーンが各1本 | 2IN | 4IN ※マイクとフォーンが各2本 | 8IN ※マイク2本とフォーンが各4本 |
出力数 | 2OUT | 2OUT | 4OUT | 4OUT |
USB接続 | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
MIDI接続 | × | × | ○ | ○ |
特徴 | 入力が足りればコスパ抜群 | 必要最低限のモデルはコレ | もっと入力端子が必要ならコレ | もっともっと入力端子が必要ならコレ |
金額 | 約1.3万円 | 約1.9万円 | 約2.5万円 | 約3.3万円 |
モデル名 | Solo | 2i2 | 4i4 | 8i6 |
「Focusrite Scarlettシリーズ」について、詳しく書くとかなり長くなってしまうのでここまでにさせてください。
別の記事にはなりますが、キーボードやDAW、モニタースピーカーのおすすめモデルと一挙にご紹介しています。
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【2022年まとめ】DTMにおすすめの機材5つ【ジャンル・ケース別に紹介】
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M1 Mac対応のオーディオインターフェースとして、当初は「steinberg UR-Cシリーズ」をご紹介していたのですが、品薄状態が続いています。
プレミアム価格以外で見つけた際には、入手しておくことのがおすすめです。
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【M1 Mac対応】おすすめのオーディオインターフェースはUR24C
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DTMを始めるのにおすすめMacをケース別に選ぶ
これまでは一貫して、M1 MacBookがおすすめという内容で進めてきました。
しかしここでは少し趣旨を変えて、それぞれのMacの持つメリット・デメリットについてもご紹介していきます。
ライフスタイルや、ご自宅の環境の環境がそもそも違うという方など、こちらも少しは参考になればと思います。
それぞれのMacをケース別におすすめするなら、下記の通り。
ケース別おすすめMac
- 持ち運びもできる万能でコスパ抜群 → M1 MacBook
- 家でしか使わないので大画面で安くDTMを始めたい → M1 Mac mini
- Apple純正の周辺機器でスマートにDTMを始めたい → M1 iMac
Macを動かすために必要なディスプレイやキーボードの価格をまとめて表にしたものは下記。
Mac本体の価格は最低スペックで統一しています。
M1 MacBook | M1 Mac mini | M1 iMac | |
Mac本体価格 | 115,280円(税込)〜 | 79,800円(税込)〜 | 154,800円(税込)〜 |
ディスプレイ | 内蔵(13.3インチ) | 35,000円(税込)前後 | 内蔵(24インチ) |
キーボード | 内蔵 | 10,800円(税込) | 付属 |
トラックパッド | 内蔵 | 13,800円(税込) | 付属 |
合計価格 | 115,280円(税込)〜 | 139,400円(税込)前後 | 154,800円(税込)〜 |
Mac miniの金額はディスプレイやキーボード次第です。
今回はディスプレイを24インチの4Kディスプレイ、その他の周辺機器はApple公式のものとして設定しましたが、工夫すれば更に価格を抑えることも可能です。
今回ご紹介する3つのモデルは全てM1チップ搭載のMacなので、先ほどおすすめしたメモリ・ストレージで考えていただければと思います。
持ち運びもできる万能でコスパ抜群 → M1 MacBook
もしかしたら持ち運びしたくなるかもしれない、という方はM1 MacBookを買うのが最も後悔しないためのおすすめ。
また、内蔵ディスプレイは13インチながら、最も手軽にDTMを始められるのもM1 MacBookに違いありません。
メリット・デメリット
- M1 MacBookのメリット
内蔵ディスプレイなら最も安い
外部ディスプレイがあれば自宅でも大画面で使える - M1 MacBookのデメリット
自宅で使うにはディスプレイが小さい
私自身はクラムシェルモードという、MacBookを閉じたままでも外部ディスプレイに接続して使えるMac特有の機能で、MacBookを使っています。
自宅ではクラムシェルモードで大画面、出先では軽くてバッテリー持ちの良いM1 MacBookという、ある種のいいとこ取りが出来てしまうのも大きな魅力なんです。
クラムシェルモードの良いところは、自宅での作業効率を簡単に上げられる点にあります。
こちらの記事で詳細にまとめています。
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【メリットは?】クラムシェルモードでコスパ良く快適なMacBookライフ
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使っている外部ディスプレイはDELLの「U2720QM」という、27インチ 4Kディスプレイです。
MacBookとUSB-C接続するだけで充電まで出来るという、USB-C接続が可能の貴重すぎるディスプレイです。
同じ27インチ 4Kディスプレイと比較しても少し高いですが、その理由は豊富な接続端子にあります。
このように、MacBookだけでなくゲームやWindowsのPC、USBメモリーも接続可能。
USB-C端子が2つしかないM1 MacBookの機能を補ってくれる、外部ディスプレイだけでなくUSBハブの機能を兼ね備えている全部入りディスプレイです。
少し高いですが、DTM・アマプラ・ゲームと、ありとあらゆるエンタメを最高品質の大画面で楽しめるのが、DELLの「U2720QM」です。
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【U2720QM】M1・M2 MacBookにおすすめの外部ディスプレイ
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家でしか使わないので大画面で安くDTMを始めたい → M1 Mac mini
家でしか使わないし、もっと安くMacでDTMを始めたい。
そんな方にはMac miniがおすすめで、工夫して安く周辺機器を使えば、MacBookよりも安価にMacでDTMを始めることが可能です。
Mac mini本体だけを買っただけでは何をすることも出来ないのは、手間といえば手間ですかね。
DTMにしたってネットサーフィンにしたって、外部ディスプレイやキーボード・マウスが必要。
メリット・デメリット
- M1 Mac miniのメリット
初期投資をかけずにDTMが始められる
周辺機器が好きに選べる
外部ディスプレイを買えばゲームもできる - M1 Mac miniのデメリット
持ち運びが出来ない
周辺機器にこだわるとむしろ割高になってしまう
しかしながら、一度外部ディスプレイを買ってしまったら、Mac以外にも同じディスプレイを使い回すことができます。
実はコレが非常に便利で、テレビでゲームしなくなることで、よりデスクが充実してきます。
外部ディスプレイやキーボード・マウスといった周辺機器が、Apple純正でないものからも好きに選べるのは、Mac miniの大きなメリットだと思います。
しかしながら、あまり周辺機器にこだわって買い込んでしまうと、このあとにご紹介するiMacよりも割高になってしまいまうので注意が必要です。
Apple純正の周辺機器でスマートにDTMを始めたい → M1 iMac
持ち運びはしないし、Apple純正の周辺機器を使いたいという方には、2021年5月に発売されたiMacがおすすめ。
見た目も可愛い上に、必要な周辺機器も一挙に揃うのが嬉しいですね。
純正のディスプレイを使うことで、最適化されたiMacの世界観を余すことなく使い込むことが出来ます。
個人的にはMacBookのほうがおすすめですが、スマートなデスクを構成出来るのは間違いなくiMac。
メリット・デメリット
- M1 iMacのメリット
Apple製の統一されたアイテムが一挙に揃う
純正の周辺機器を使うならコスパは良い - M1 iMacのデメリット
持ち運びが出来ない
iMac専用のディスプレイなのでゲームはできない
しかしながらiMacの24インチで薄型ディスプレイは非常に快適なものですが、ディスプレイはiMac専用のものになってしまうのが残念。
例えばゲームをしたり、Windowsの会社用PCをHDMIで接続したり、そういった様々な使い方は出来ません。
もちろん悪くない選択肢ではありますが、持ち運びが出来ないために一つの可能性を失ってしまうのは勿体ないかなとは思います。
実際に使ってみるとスタバで開くMacBookはバカにできないし、スマホでもタブレットでは出来ない(もしくは時間がかかる)ことを悠々とこなしてくれるのがMacBookだと考えています。
こんなに所有欲も満たせて、機能も兼ね備えたコストパフォーマンの高いMacは今までありませんでした。
大学生の頃にこんなマシンを持っていたら、多分人生は変わっていたとすら思います。
Macを買って形からDTMを始めるのもアリ
私の個人的な経験にはなりますが、Macでなくても使っているPCは人生の充実度を上げる手っ取り早いアイテムだと思っています。
DTM用に買ったMacBookでしたが、買ってからの約1年間は人生で最も密度の濃いものだった気がしています。
つまり、Macを買って何をしたいかも重要ですが、Macを買って色々なことにチャレンジできる環境を作ってしまうのも同じくらい重要。
チャレンジできる環境がないと、何をする気も起きないのは当たり前ですよね。
これまでは古いiMacを使っていたのですが、スペックも低いしスタバでカタカタに憧れてMacBookを購入。
重い腰を上げて、それとなくやってみたかったブログを開設して、半年ほどで収益は月に1万円にはなりました。
開設して2年ほどで脱サラ、2年ほどで生活できるようになりました。
現在は2日に1回を目処にブログを更新する個人事業主(無職)。
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【実験】ブログで生活できるまでの収益まとめ【19ヶ月かかった】
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【Macでブログ】4つの手順で分かるブログの始め方【初心者向け】
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毎日のように数千字ほどをブログに書く意味不明な生活をしていて、ここまで継続できたのは間違いなく最高のマシンを使っているからに違いありません。
「形から入る」っていう言葉は少しネガティブなイメージがあるかもしれませんが、DTMを始める(もしくは本気で取り組む)機会を失ってしまう方が勿体ないなぁと、これまでの経験では思います。
まとめ:DTMに最もおすすめなMacは、M1 MacBook Air
まとめにはなりますが、これまでの内容をまとめると下記の通り。
この記事の概要
- 最もDTMにおすすめのMacはM1 MacBook Air
- おすすめの理由は3つ
- 圧倒的にコスパがいいのはM1 Mac
- おすすめのメモリ数やストレージは?
- M1 MacのDTM対応状況はかなり進んできた
- 持ち運びしないならMac miniやiMacもアリ
これまでの内容を書いてきて、改めて私にとって最良の選択肢はM1 MacBook Airだったな、ということを再確認。
悩んでいる方は、Twitterなどでも返信やDMをいただければ、相談に乗りますのでご遠慮無く!
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