【iOS17】生活を充実させる7つの新機能【アップデートすべき?】

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毎年恒例となっているWWDCが開催されました。
今回の「WWDC 2023」では、iPhone向けの最新OSであるiOS17が発表されました。

日々の生活を支えてくれているiOSですが、アップデートでどこが変わったのでしょうか?
iOS17について、こういった内容でまとめました。

この記事の概要
  • iOS17の新機能は?
    → 7つのポイントでチェック
  • iOS17はアップデートすべきか?
    → 目玉となる新機能3つでチェック

※本記事で使用している画像は、「Apple Worldwide Developers Conference 2023」の配信から引用しています。

ジャンプできる目次

iOS17の新機能

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まず初めに、iOS17の新機能に確認してみましょう
ざざっとまとめると、下記7つのポイントにまとまります。

iOS17の新機能
  • スタンバイ機能の追加
    → 充電中のiPhoneが便利に
  • ジャーナルアプリの追加
    → 日記をつけられるように
  • メッセージ系アプリの進化
    → ステッカーが自作できるように
  • 電話系アプリの進化
  • FaceTimeの進化
  • AirDropの進化(Namedrop)
  • その他

太字になっている部分が、今回のアップデートで目玉となっている新機能かと思います。
それぞれの新機能をご紹介していきましょう。

ちなみに、進化が大きかった新機能を詳しく確認したい方は、下部分の気になる機能をクリックしてジャンプしてご覧ください。
>> スタンバイ機能ジャーナル(日記)アプリメッセージアプリのステッカー機能

ちなみにiOS17の正式リリースは、今秋が予定されています。

Phone Xs」以降で使用ができ、「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」以下は非対応となってしまいました。
iPhone SE(第2世代)は使用できます。

スタンバイ機能の追加で、充電中のiPhoneが便利に

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iPhoneをデスクに置いている時間って、案外短くないと思います。

そんな時でもiPhoneを活躍させてくれるのが、スタンバイ機能です。
時計を表示できるだけでなく、写真や音楽再生デバイスとしても進化します。

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ウィジェット機能になっていて、表示形式も色々なパターンが用意されているようです。
スワイプで切り替える仕様。

個人的には、Siriと併用して音楽を再生するのが最も実用的に感じました。

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ハンズフリーがますます進みそうです。

ジャーナルアプリの追加で、日記が書ける

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新たなアプリとして、「ジャーナル」というものが追加されます

簡単に言ってしまうと、日記アプリという位置付け。
日記なんて全く興味もないし書いたことすら無い僕ですが、コレがちょっと良さそうなんです。

日記に書きたいことなんて無いよ」という方でも、iPhoneがサポートしてくれるのがジャーナルアプリです。

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ジャーナルアプリでは、iPhoneに記録されている情報がサジェストされるのが特徴。
例えば、こういった情報が紹介されていました。

ジャーナルアプリの進化
  • 写真
  • 位置情報
  • 音楽
  • 連絡情報
  • トレーニング(ワークアウト)情報

生活の軸になっているiPhoneだからこそ、あえての日記アプリ。
アナログな日記とデジタルが交わった新しさを感じますよね。

メッセージ系アプリの進化

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最も流行りそうと感じたのが、メッセージ系アプリの進化です

これについては少し情報が多かったので、ざっとまとめました。
ポイントで振り返るとこんな感じ。

メッセージ系アプリの進化
  • 音声メッセージの自動文字起こし機能
  • 安否確認の送信機能
  • 画像切り取り機能で、自作ステッカー(絵文字)が作れる
  • Live Photosでも自作ステッカー(gif?)が作れる
  • 自作ステッカーは、絵文字が使えるアプリならどこでも使えそう

地味にすごいのが音声メッセージの自動書き起こし機能
日本だと音声メッセージのユーザーは少ない印象ですが、ハンズフリーが進めばもっと広まるのでは?

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次に、ステッカー機能です。
これ結構楽しそうじゃないですか。

ステッカーが作れるだけでそんなに楽しいかい!?と言われたらそうかもしれませんが…。

従来までの絵文字もこの通り、長押しで持ち上げて、ピンチアウトで拡大したり回転させて、文字通りステッカーのように貼り付けられるようになりました。

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しかもこのステッカー、チャット画面の好きな場所にベタベタと貼り付けられます。
この無秩序感は、シンプルに面白そう。

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更に面白そうなのが、iPhoneで撮影したLive Photosのステッカー化です。
iPhoneで撮影した写真って、SNSにアップしたり、チャットでそのまま送りつけるくらいしか使いませんよね。

眠ってしまった写真がステッカーとして好きに使えてしまうのは結構楽しいと思います。
LINEのスタンプよりは味があって、コミュニケーションが進みそう。

これについては後述。

電話系アプリの進化

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電話系アプリも進化しました。

着信画面から、相手先の情報が表示されるようになります。
情報元はiOS標準アプリの「連絡先」で、写真をカードのように設定できる仕組みです。

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着信画面に表示される内容は、去年(2022年)発表のiOS16から使えるロック画面と同等
写真だけでなく、名前の表示方法も設定できます。

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他のアプリ(LINEやMessenger等)でも同等の機能が搭載されるのかが、気になるところだと思います。

また、留守番電話サービスも強化されています。
ボイスメッセージが自動で文字起こしされ、ロック画面からも出るべき電話なのか分かる仕様。

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会議中など、急用の電話なのかどうかをロック画面から判断できる機能という想定でしょう。

ただ、自動音声についても文字を拾うでしょう。
知らない電話番号からかかってきた時には、結局ググる未来が見えます。

FaceTimeの進化

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iOS17は、やはりコミュニケーションツールの進化が大きいですね。
FaceTimeも進化しました。

具体的なアップデートとしては、相手が留守でもビデオを録画して残しておくことができる等

他にも、リアクションが追加されたり、Apple TVでも使えるようになりました。
これは少し地味かもしれませんね。

AirDropの進化(Namedrop)

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「連絡先」アプリは充実しましたが、連絡先の交換がメンドウじゃないか。

ということで、AirDropの進化で連絡先の交換も簡単になりました。
「Namedrop」機能というそうです。

iPhoneを近づけだけで連絡先が交換できて、交換共有する項目は選べるようです。
名刺交換のようですね。

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iPhoneだけでなくApple Watchでも機能します。

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他にも、「Share Play」という機能で、iPhoneで見ているアクティビティを共有できるようになったようです。
再生している音楽をシェアするとこのように。

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他にも、YouTubeやTwitchなども共有して楽しめるようです。
同時に別の画面で楽しむスタイルも、どんどん当たり前になっていきそう。

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更にAirDrop機能は、基本性能もより安定するような設計に進化しています

例えば、Wi-Fi・Bluetoothの範囲外で送受信が停止しても、自動停止します。
そしてAirDropの範囲に入ったら、再び続きから送受信を再開してくれるようになります

これが地味に便利になる予感。
写真・動画のデータが重いと時間がかかりますが、これなら安心です。

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話は逸れますが、昔(僕が高校生だった2010年頃)には「Bump」ってアプリありましたよね。

ぶつけるだけで連絡先が交換できるアプリでしたが、気付いたら無くなってました。
一周回って時代が戻ってきた感すらありますね…。

その他

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iOS17の細かなアップデートについても、簡単に振り返ります。
まとめたのが下記。

iOS17の他の新機能
  • Hey Siriの”Hey”が無くなって短縮
  • 毎回”Siri”と言わずに連続でやり取りが出来る
  • 予測変換の強化でタイピングが早くなる(日本語は多分無関係)

Siriの強化は、スタンバイ機能の拡張を進めるためのものと思います。

同じ音声デバイスのAlexaは「Alexa」の単語ひとつで反応してしまい、トラブルの事例をいくつも見ました。
そういう意味では、”Hey”が無くなるのはちょっと微妙。

英語圏では予測変換が強化されるようですが、日本語キーボードの変化はたいして無さそうです。

iOS17は、アップデートすべき?

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さてさて、一通りiOS17の新機能を確認しました。
結局のところiOS17は、アップデートすべきなのでしょうか?

最も大きな変化といえる3つの新機能を使いたいかどうか?で変わるものと思います。
3つの新機能は下記の通り。

iOS17の大きな進化
  • スタンバイ機能
    → 充電時にフルスクリーンで情報が分かる
  • ステッカー機能
    → チャット画面ならどこでもペタペタ貼り付けられる
  • ジャーナル(日記)アプリ
    → アナログっぽいけど、写真・位置情報等で日々を振り返るデジタル日記

これらが必要なければすぐにアップデートする必要なし
それぞれ、先程よりも詳しくご紹介していきます。

フルスクリーンで情報が分かるスタンバイ機能

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充電中のiPhoneが進化するスタンバイ機能。
スタンバイ機能を、もう少し深掘りしてみましょう。

表示できる項目はというと、確認できた範囲では下記。

フルスクリーン機能の表示項目
  • 時計
  • 天気
  • 写真
  • 音楽の再生画面
  • カレンダー(スケジュール)

横向きで充電している時に、フルスクリーンで情報が映し出される仕様です。
どうして縦向きじゃダメなんだよとは少し思いましたが…。

最近のAppleらしいポップな時計はけっこう可愛い。

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表示される内容は、iOSのホーム画面で採用されているウィジェット機能と近い内容かと思われます。
Apple純正以外も対応するアプリがどんどん増えてほしいところ。

サジェスト的な情報表示

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また、ウィジェット情報はサジェスト的に変化する仕様

暗いところで時計を表示すると、暗くなったりするらしい。
(赤い光って眠りやすいの!?)

他にも、予定を入れているとスケジュールが表示されたり
常に充電しっぱなしにすることの多い方なら、かなりアップデートの恩恵を受けられるでしょう。

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また、自動で写真をスライドショー表示してくれる機能もあるようです。

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誤爆する方が出ませんように…。

MagSafeスタンドが欲しくなる

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とはいえこのスタンバイ機能、横置きでも有線で充電しているとイマイチな見た目になることが想像できます。

そうなると、MagSafeスタンドが欲しくなってしまいますね。
こういった充電スタンドを持っておきたいところ。

更に、言い始めるとキリはありませんが、常時画面表示のiPhoneがベスト。
ただし対応しているのは、現状iPhone 14 Pro/Pro Maxのみ

長時間の表示でも省電力というのが常時画面表示のウリです。

どこでもペタペタ貼り付けられるステッカー機能

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個人的に最も楽しみと書いたステッカー機能。
iPhoneで撮った写真の使い道が、新たに発見された気がして好み。

従来の絵文字がステッカーとして使えるだけでなく、iPhoneで撮影した画像からも自作ステッカーが作れるそう
上記サンプルをいくつか見ただけでも、エフェクトが追加できたりとけっこう完成度が高く仕上がりそう。

こちらも前述しましたが、チャット画面のどこでも自由自在に貼り付けられるのは楽しそうじゃないですか。
大きさを変えたり、回転させたりと、調整幅も高そうです。

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このステッカー機能ですが、Apple純正のメッセージアプリだけで使えるものではなさそう。
これはかなりの朗報です。

絵文字が使えるアプリ環境ならどこでも使用できるとの説明がありました。

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上記のように、チャットだけでなく画像の加工にも使えるようです。

ステッカーの呼び出し方法は、キーボード左端の「+」ボタンをタップ。
キーボードの延長線上で使えるイメージのようで、様々なシチュエーションが呼び出せそう。

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InstagramやTwitterで簡単に使えたら、一気に広がりそうな予感。

自作だからこそチャットが楽しくなる

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自作ステッカーの作成も楽しそう。

iOS16(去年の2022年リリース)で登場した、画像の切り取り機能を覚えているでしょうか。
リリース当時キャッキャして遊んでいた、こんな機能です。

この機能を使って、iPhoneで撮影した写真・Live Photosが加工できるようです。

自作ステッカーが最適なのは、GIFアニメーション的に使えるLive Photosでしょう。
自動くステッカーが自分で簡単に使えるだけで僕はワクワク。

一覧から選択すると、自動的?に画像を切り抜いてくれるようです。

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撮りっぱなしになっていたLive Photosの可能性も広がった気がします。
作成したステッカーは、ライブラリに保存される仕様

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まずは、チャットしてくれる友達が欲しい。

アナログ回帰を感じるジャーナル(日記)アプリ

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ナゼいま日記?とも思ったのですが、これ結構ハマる人が多いのでは、と思っています。
新機能のジャーナルアプリについて、少しだけ使い方を考えてみましょう。

そもそもですがiPhoneで撮った写真って、振り返る機会がそこまで多くありませんよね?

そこで日記をつけておけば、写真を振り返れるのはもちろん。
より厳選した密度の濃いものが残って、長期的にも振り返りやすくなります。

日記をつければ、振り返る機会が増えて、より写真を撮ったり移動したり行動が増えて、毎日の密度がもっと濃くなる。

どうだ!この理論は!
日記がつけたくなってきた!!(三日坊主になる未来が)

写真・位置情報・音楽・連絡・トレーニング情報から話題を提供

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前述した通り、ジャーナルアプリがそこらへんの日記アプリと異なるのは、サジェスト(話題提供)の有無だと思います。
どの情報を提供するかは自由に設定できるようになってもいます。

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肌身放さず持っていることの多いiPhoneだからこそ、写真や位置情報などが揃っています。
アナログな側面の強い日記と、デジタルなiPhoneとの融合が興味深いと思います。

SNSとは決定的に違う、自分のためだけの日記

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SNSを日記代わりにしている方も多いと思います。

ですがジャーナルアプリは、自分のためだけ日記です。
iOSの新機能で日記アプリが登場するのは、時代が一周回った感すらありますね。

プレゼンでもまさに「日記にはAppleすらアクセスできません」的なことが言われていました。
他人の目を気にしない空間は、SNS疲れにも有効。

まとめ:iOS17は一見地味ながら、生活密着型のアップデート

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iOS17の新機能を振り返ると、下記の通りでした。
7つのポイントでまとめることができる内容です。

この記事の概要
  • iOS17の新機能は?
    → 7つのポイントでチェック
  • iOS17はアップデートすべきか?
    → 目玉となる新機能3つでチェック

少し地味なアップデートかもしれません。
万人がiOS17をアップデートすべき!と言えるものではないかも。

それでも、生活密着型のアップデートとして考えれば、かなり楽しくなりそうです。

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