パスワードがひとつになる1Password。
10年以上使い続けれているツールで、定番のパスワード管理アプリとして有名です。
買い切り版も存在していた1Passwordですが、2022年6月の大幅アップデートで料金形態も大きく変わりました。
古い情報も多かったので、1Passwordを安く買う方法について情報をまとめました。
その前に、
「1Passwordは知っているけれど、実際どれくらい便利?」
という方は、先に下記記事で使用感を見ていただくと、イメージ付きやすいと思います。
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【Mac版】1Passwordで今更パスワードの使い回しを卒業した
続きを見る
1Passwordの購入できる方法は?どこが最安?
結論としては、現状1Passwordを買い切りで手に入れることは出来ません。
2022年6月に「1Password 8」へアップデートして以来、1Password公式サイトでの購入はサブスク版(月額料金)のみです。
1Passwordの購入方法は、現状2つあります。
月あたりの料金を表で比較したものが下記。
ソースネクスト経由 | 1Password公式 | |||
通常版 (3年版) |
ファミリー版 (3年版) |
通常版 | ファミリー版 | |
3年分料金(税込) | ¥7,800 | ¥12,800 | 約¥13,993 ($107.64) |
約¥23,353 ($179.64) |
月額料金(税込) | 約 ¥217 | 約 ¥356 | 約¥389 ($2.99) |
約¥649 ($4.99) |
割引価格(税込) | - ¥6,193 | - ¥10,553 | - | - |
44% オフ | 45% オフ | - | - |
※1$=¥130で計算
※2023/03/28までのセール価格です
ソースネクストというサイトを経由して3年分をまとめて購入することで、約30%オフで購入できるようになっています。
人柱的に3年分を購入して使ってみましたが、月¥300の価値は十分ありました。
1Passwordに月¥300払う価値はあるか?については後述します。
(先に確認したい方はこちらをクリック)
方法①:1Password公式サイト
前述の通り1Password公式サイトでの購入はサブスク版のみ。
公式で購入するメリットは下記。
公式で購入するメリット
- いつでも解約できる
- 一度契約したら更新する必要がない
用意されているプランは、下記の2種類です。
1Passwordの購入方法
- 1Password公式
○ 1Password($2.99/月)
○ 1Password ファミリー版($4.99/月)
円安には厳しい$2.99〜です。
$1=¥145なら月額料金は¥400オーバー。
方法②:ソースネクスト経由(少し安い)
パスワード管理だけに月$2.99は、少し敷居が高い気もします。
前述の通り、ソースネクストを経由することで約30%オフ。
ソースネクストで購入するメリット
- 安く使い続けられる
ソースネクストで用意されているプランも2種類。
どちらも3年版のみです。
1Password
ちなみに、3年間の期限が切れてしまった場合も、再度ソースコネクトから更新が可能です。
サブスク料金なことに変わりはありませんが、少しでも安く購入したい方にはこちらを推奨。
購入時にソースネクストから送られてきたコードで、1Passwordをアクティブにして使う仕組みです。
マニュアルも用意されていますので、インストールも迷いなく出来ると思います。
1Passwordの旧買い切り版(スタンドアロン)と、サブスク版の差は?
「サブスク版だけになったこのタイミングで、今更1Passwordを使い始めるのも何かもったいない気がする」
という方向けの情報。
旧買い切り版(スタンドアロン)とサブスク版ですが、実は機能に少し違いがありました。
大きなポイントとなるのは下記。
(すでに無くなってしまったプランと比較するのも野暮ですが・・・)
旧買い切り版 | サブスク版 | |
パスワードの同期方法 | 途サービスで同期 (iCloudやDropbox等) |
単体で同期 |
複数デバイスでの使用制限 | 制限アリ | 制限ナシ |
アップデートのサポート | × | ○ |
これをまとめて考えてみると、意外に「1Password 8」のサブスク版も悪くない気がしてきます。
買い切り版1Passwordには案外デメリットも多くて、使い勝手はやはりサブスク版が優秀。
特にサブスク版では、パスワードの同期(複数デバイスでの共有)が1Password単体で可能になりました。
より快適に、安定してパスワードが共有される仕組みを確立しています。
買い切り版では元々、クラウドストレージ(iCloud・Dropbox・Google Drive等)と紐付けて使う必要がありました。
クラウドストレージサービス自体は無料ですが、パスワードの同期が遅れたりと不都合も多かった印象です。
また、複数デバイスで使用する際の使用制限もありました。
例えば下記が、3つの端末で使用した例です。
- Mac(1Password買い切り版を購入)
→ パスワードの登録・更新・入力が可能 - iPhone
→ パスワードの入力のみ可能 - iPad
→ パスワードの入力のみ可能
まとめると、1Passwordは買い切り版を購入したデバイスのみがマスターとなる仕組み。
他のデバイスはというと、権限の少ない(入力のみ)読み込み専用となってしまいます。
買い切り版1Passwordの制限は少しキツくて、機能はそこそこ。
1Passwordに月¥300払う価値はある?
「なんとなく1Passwordが便利なのは知ってるけど、どれだけ快適になるのかは分からん」
セキュリティ対策アプリとして名前を知っている方でも、使用感についてはよく知らない方が多いかもしれません。
1Passwordの特徴をまとめると、サクッと使い始められて、パスワードに関するストレスを無くしてくれるアプリ。
1Passwordのポイント
- 1Passwordで快適になる?
→ 複雑なパスワード生成・管理・共有・自動入力が簡単になる - パスワードの移行(登録)・変更は面倒?
→ 手打ち不要で移行、条件に合わせた複雑なパスワードに変更
白状すると、パスワードを使い回してインターネットを使い続けていました。
サイトによって文字数(制限)や、数字・記号(必須or不要など)が異なるので、かなりの地獄。
1Passwordを使うことで、セキュリティレベルを強化(複雑化)させながら、パスワードのストレスを無くしてくれます。
詳しくは下記の記事でも書いていますが、ここでもいくつか具体例をご紹介します。
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【Mac版】1Passwordで今更パスワードの使い回しを卒業した
続きを見る
パスワードの自動入力がラクになる
1Passwordは自動入力に対応していて、アプリからコピペしたりすることなくパスワードを入力することが可能。
具体的には、下記2つの方法があって、地味に手順が異なります。
自動入力の方法
- 方法①:ショートカットキーで自動入力
- 方法②:入力欄をクリックで自動入力
方法①は、ショートカットキーで自動入力する方法です。
キーボード操作に慣れているならこちらの方法が最速です。
ログイン画面でショートカットキーを押して、エンター。
方法②は、入力欄をクリックして自動入力する方法です。
クリックする回数は多いですが、キーボードも使わず簡単です。
ログイン画面で空欄をクリックして、プルダウンからメールアドレスをクリック。
どちらの方法でも、簡単に自動入力機能を使いこなせます。
生体認証があればパスワードも不要
Face IDやTouch IDなど、生体認証に対応しているデバイスを持っていれば、パスワードの入力すら必要ありません。
iPhoneやMacBookだけでなく、指紋認証を搭載しているAndroidも対象です。
生体認証対応デバイスで1Passwordを使用すれば、複雑なパスワードを採用しながらセキュリティレベルを高める事が出来ます。
iPhoneはマスク着用時のFace IDも精度が高くなったおかげで、外出時でも快適に使用できました。
1Passwordにとって生体認証は、かなり相性の良い機能です。
自宅でMacBookをクラムシェルモードで使用する際は、Touch ID搭載キーボードを使用しています。
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生体認証が可能なデバイスが増えてきた今こそ、1Passwordが多くの方にとって有益なアプリとなりました。
パスワードの移行・変更は簡単
これから1Passwordを使おうと思っていて気になるのが、これまで使っていたパスワードの移行・変更(複雑化)の作業です。
臭いものにフタをし続けていた筆者。
しかしながら意を決してパスワードを移行してみたところ、意外に手間も少なかったので手順を共有します。
1Passwordへのパスワード移行・変更作業は、手順としては下記の通り。
パスワード保管元が散らばっていても、手入力不要で1Passwordにまとめることができました。
- パスワードの移行
手順①:各サービスからデータを出力
手順②:1Passwordにインポートして保存 - パスワードの変更(複雑化)
手順③:1Passwordから各サイトにアクセス
手順④:条件に合ったパスワードを1Passwordで生成
手順①:各サイトで生成したパスワードに変更
Macユーザーであれば、システム環境設定からiCloudキーチェーンの出力が可能。
下記のように、「システム環境設定」 → 「パスワード」 → 「・・・」から出力します。
Googleパスワードマネージャーのパスワード出力は、下記の公式サイトを参照ください。
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パスワードを管理する - パソコン - Google Chrome ヘルプ
support.google.com
これらで出力したCSVファイルを1Passwordアプリにインポート。
パスワードを移行したら、1Passwordアプリを使って新たにパスワードを生成します。
文字数や数字・記号の有無を選択すると、複雑なパスワードが生成できます。
1Passwordアプリで新たな(複雑な)パスワード保存する前に、サイトでパスワードを変更しましょう。
1Passwordの自動入力各サイトにログインして、新たなパスワードをコピペして保存。
手入力の必要なく、1Passwordにパスワードを移行することができました。
各サイトでの変更作業こそありますが、一気にやる必要もありません。
使用頻度の高いサイトから徐々に進めていけば、そこまで面倒でもありませんでした。
より詳しい内容は、下記の記事でご確認ください。
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【Mac版】1Passwordで今更パスワードの使い回しを卒業した
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まとめ:現状1Passwordはソースネクスト経由が最安
これまでの内容を振り返ります。
買い切り版の無くなってしまった1Passwordの購入方法と、それぞれの価格は下記の通り。
ソースネクスト経由 | 1Password公式 | |||
通常版 (3年版) |
ファミリー版 (3年版) |
通常版 | ファミリー版 | |
3年分料金(税込) | ¥7,800 | ¥12,800 | 約¥13,993 ($107.64) |
約¥23,353 ($179.64) |
月額料金(税込) | 約 ¥217 | 約 ¥356 | 約¥389 ($2.99) |
約¥649 ($4.99) |
割引価格(税込) | - ¥6,193 | - ¥10,553 | - | - |
44% オフ | 45% オフ | - | - |
※1$=¥130で計算
※2023/03/28までのセール価格です
最安はソースネクストで、毎月の支払いなら少し高い1Password公式という結果。
シッチャカメッチャカになっていたパスワード管理が地獄を脱出。
自動入力してくれてパスワードのストレスから開放。
これらが月¥300の効果なら、僕個人にとっては十分買いという結果でした。
パスワードを使い回しまくっていたり、パスワード管理をひとつにまとめて快適にしたいという方には優秀なアプリだと思います。
1Password
1Passwordの使用感や、パスワード移行・変更の手順については下記の記事から。
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