今まではGoogle Chromeのパスワードマネージャーを使っていたのですが、1Passwordに乗り換えました。
そこで今回は、1Passwordへのパスワードの移行方法やインストール方法など、下記の内容についてまとめました。
必要な部分だけでも、よろしければご覧ください。
この記事の概要
- 1PasswordはPC・Mac向けアプリだけでなく、ブラウザ版の拡張機能もインストールするべき?
- Googleパスワードマネージャーと1Passwordの違いは?
- ブラウザ別1Password拡張機能のインストール方法は?
- Googleパスワードマネージャーから、1Passwordにパスワードを移行する方法は?
前提:1Passwordを使い倒すには、Chromeの拡張機能とアプリの両方あった方が便利
1Passwordには、PC・Mac向けアプリの他に、ブラウザ向けの拡張機能が用意されています。
ひとつの端末に複数いれておく必要はあるのでしょうか?
実際に使ってみると分かりますが、アプリさえインストールしておけば大丈夫、というわけではりません。
ブラウザ版もインストールしておきましょう。
両方ともインストールしておくべき理由は、下記の通り。
- 他のパスワード管理ツールと干渉しなくなる
- ブラウザ毎に最適化されて、使い方が広がる
百害あって一利なし、というわけです。
ここから先では、下記の流れでご紹介していきます。
必要と思われる部分だけ読みたい方は、クリックでジャンプをご活用ください。
ここでご紹介した内容を一通り設定しておくと、1Passwordでのパスワード自動入力も簡単になります。
例えばMacでは、ログイン画面でショートカットキーを押すと、パスワードが自動入力されます。
あとはエンターキーを押すだけ。
別途で設定が必要です。
1Passwordアプリを入れておけば、iPhoneでも同じパスワードが共有されます。
PC(もしくはMac)とiPhone(もしくはAndroid)でブラウザを揃える必要もありません。
個人向けプランなら、料金は月300円ほど。
もちろん高い安いは人それぞれですが、パスワードを使い回しまくっていたり、こういう管理が苦手なら費用対効果は十分だと思います。
残念ながら、買い切りのプランはありません。
ちなみにソースネクストというサイトを経由すると、少しだけ安く購入できます。
下記の記事でも詳しくご紹介しています。
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【1Password】無くなった買い切り版より安く買う方法【比較】
続きを見る
1Passwordの公式サイトと料金の比較をしてみると、こういった表にまとまります。
ソースネクスト経由 | 1Password公式 | |||
通常版 (3年版) |
ファミリー版 (3年版) |
通常版 | ファミリー版 | |
3年分料金(税込) | ¥7,800 | ¥12,800 | 約¥13,993 ($107.64) |
約¥23,353 ($179.64) |
月額料金(税込) | 約 ¥217 | 約 ¥356 | 約¥389 ($2.99) |
約¥649 ($4.99) |
割引価格(税込) | - ¥6,193 | - ¥10,553 | - | - |
44% オフ | 45% オフ | - | - |
※1$=¥130で計算
※2023/05/28までのセール価格です
【ブラウザ別】1Password拡張機能のインストールリンク
さて実際に、ブラウザ別の「ブラウザ版1Password」、デバイス別の「アプリ版1Password」の両方インストールしておきましょう。
記事を書いている時点で、1Passwordに対応していたブラウザ・デバイスは下記。
※アプリ版のリンクは、クリックした時点でダウンロードが始まるのでご注意を
インストールリンクの一覧
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ダウンロード | 1Password
1password.com
ちなみに:Googleパスワードマネージャーと1Passwordの違い
これまで僕は、「Googleパスワードマネージャー」を利用していました。
一方の1Passwordは、月数百円とはいえ有料のサービスです。
簡単に、使用感を比較してみました。
具体的には、下記の機能が1Passwordを使うメリットだと思います。
- 結論:とにかく動作が快適
- PC・Mac版アプリは、ショートカットキーの設定で自動入力できる
- 生体認証(Face ID・Touch ID)との相性が良い
- パスワードだけでなく、Wi-Fi・住所・クレカ情報を一括で登録できる
- パスワード管理がアドレス帳のようで見やすい
簡単にまとめてしまうと、とにかく1Passwordの方が使いやすかったというのが僕の感想。
特に、生体認証との組み合わせが快適。
外ではiPhoneのFace ID、家ではMacのTouch ID(MacBookやMagic Keyboardに搭載)でかなり快適でした。
ワンパスワードどころか、ノーパスワードです。
生体認証が優秀すぎて、わざわざTouch ID搭載のMagic Keyboardに散財してしまいました。
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クラムシェルモード用キーボードならApple純正【現状は一択】
続きを見る
Google Chromeのパスワードマネージャーから、パスワードを移行する
今までパスワード管理ツールを使っていた方は、データのやり取りだけで簡単に1Passwordへ移行出来てしまいます。
ここで移行方法を具体的にご紹介するのは、こういったパスワード管理ツールです。
挙げればキリはありませんが、各サービスでパスワードをCSVで出力する機能さえあれば簡単。
- 移行が簡単だったパスワード管理ツール
Google Chromeのパスワードマネージャー
iCloudキーチェーン(PCもしくはMacが必要) - ファイル出力後の手順
1Passwordにファイルを読み込む
各サイトで複雑なパスワードに変更
GoogleパスワードマネージャーからCSVで出力
Googleパスワードマネージャーからの出力方法です。
手順は下記。
- パソコンで Chrome を開く
- 右上の [プロフィールアイコン] → [鍵アイコン] を選択
- パスワード アイコンが表示されない場合は、画面の右上にある [その他アイコン] → [設定] → [自動入力] → [パスワード マネージャー] を選択
- パスワードを表示、編集、削除、またはエクスポート
- 表示: パスワードの右側にある右矢印 →[パスワードを表示] を選択
- 編集: パスワードの右側にある矢印 → [編集] を選択
- 削除: ウェブサイトの右側にある矢印 → [削除] を選択
- エクスポート: [保存したパスワード] の右側にあるその他アイコン その他 次に [パスワードのエクスポート] を選択
この内容は、「Google Chrome ヘルプ」に記載があったものです。
公式サイトから確認したい方は、下記ページの「保存したパスワードを表示、編集、削除、エクスポートする」を参照ください。
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-
パスワードを管理する - パソコン - Google Chrome ヘルプ
support.google.com
iCloudキーチェーンからCSVで出力
次に、iCloudキーチェーンからの出力方法です。
macOS Venturaでの手順は下記。
- システム環境設定を開く
- [パスワード] のメニューを選択
- [その他アイコン] から、パスワードをエクスポート
- [すべてのパスワードを書き出す] を選択
- もう一度 [パスワードを書き出す] を選択
- 任意の名前を付けて、CSVファイルを保存
macOS Ventura時点では、このようなシステム環境設定の画面でした。
多少の手順は異なりますが、macOS Montereyではこのような画面でした。
1Passwordにファイルを読み込む
ここまで終わったら、あとは1Passwordにパスワードをブチ込んでいきます。
こちらも手順を簡単にまとめたのが下記。
- 1Passwordアプリ(Mac・PC等)を開く
- メニューバーの [ファイル] → [インポート] を開く
- [ファイルから] を選択したら、先ほどのCSVファイルをドラッグ
すると、1Passwordアプリにパスワードが移行されます。
このように「インポートされたCSV」という保管庫にまとまっていると思います。
各サイトで複雑なパスワードに変更
これまでの手順で、パスワードの移行が終わりました。
かなり快適にはなりましたが、その前にパスワードを複雑なものに変更しておくことを推奨します。
手順は少し面倒なので、よく使うサイトだけで良いと思います。
具体的にはTwitterやAmazon、銀行やクレカ関係など、乗っ取りの危険性が気になるもの等。
サイト毎に保存されたパスワードの項目をクリックすると、「新しいパスワードを作成する」という表示が出てきます。
選択すると、このようにパスワード候補がランダムで生成されます。
ここで選べる項目は、下記の4つです。
- 種類
- ランダムなパスワード
→ ゴチャまぜで最も複雑なパスワード - 覚えやすいパスワード
→ 単語 ハイフン単語のパスワード - 暗証番号
→ 数字のみのパスワード
- ランダムなパスワード
- 文字(文字数・単語数)
→ 8〜100文字 - 数字
→ 有り・無し - 記号
→ 有り・無し
パスワードの条件は各サイトでバラバラなので、サイトによって条件を変える必要があるかもしれません。
よく分からんという方は、「ランダムなパスワード」「20文字」「数字有り」「記号有り」で良いと思います。
たまに18文字以下限定だったり、記号が使えなかったりしますが、複雑なことに越したことはありません。
まとめ:1Passwordは正しく使いこなせれば、月300円ほどの価値は十分あった
これまでの内容を振り返ると、こういった疑問についてでした。
この記事の概要
- 1PasswordはPC・Mac向けアプリだけでなく、ブラウザ版の拡張機能もインストールするべき?
- Googleパスワードマネージャーと1Passwordの違いは?
- ブラウザ別1Password拡張機能のインストール方法は?
- Googleパスワードマネージャーから、1Passwordにパスワードを移行する方法は?
価格は月300円。
苦手なことを潰せると考えれば、そこまで費用対効果は悪くありません。
セール・クーポン情報
- 1Password 3年版 1人用:
¥12,800→ ¥7,800 - 1Password 3年版 ファミリー用:
¥18,480→ ¥12,800
(セール期限:2023/05/28)
もっと細かい1Passwordの使い方については、こちらの記事からご確認ください。
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