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【アムウェイ】騙されたフリしてヤバい勧誘を受けてみた【情弱向けビジネス】

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「起業するから手伝って欲しい」
友人にそう言われて付いて行ったら、結果的にアムウェイの勧誘を受けてしまった。

アムウェイと言えばネズミ講・マルチ商法など、最悪のイメージを持っている方がほとんどだと思います。
そんな最悪のイメージの中で、どうやって勧誘していくんだろうか?

そんな好奇心があって、騙されたふりをしながら一通りアムウェイの勧誘を受けて感じたことを書きました。

結論から言うと、アムウェイは無教養で中身が空っぽな、情弱向けのビジネスだと個人的には感じました。
アムウェイは稼げない訳ではないかもしれないが、他のビジネスに時間を使った方が効率は良い。

初めに断っておくと、私の場合は違法な形で勧誘を受けてしまいました。
当事者や被勧誘者の注意喚起のためにも、個人を特定出来ない範囲でここにまとめておきたい所存。

ジャンプできる目次

友人(騙された)が感じたアムウェイのメリット

友人に会うと、恐らく団体で借りているであろうマンションの一室に通されました。
ちなみに、アムウェイの名前は最終盤まで出さなかったため、すでに特定商取引法違反。

ホワイトボードの前に立った友人は、アムウェイのメリットについて、ざっくり下記の内容を語りました。
(アムウェイの名前は出さなかったので、俺のやるビジネスのメリット的な話でしたが)

アムウェイのメリット
  • 商品の原価率が高い
  • 商品が良いから一度紹介すれば買われ続ける
  • ピラミッドの下でも稼げる仕組み

仕組みの話を交えながら、このビジネスがいかに素晴らしいかという説明を受けました。
最終的には、このビジネスはアムウェイっていうんだけど、一緒にどう?って流れで勧誘されました。

まずはアムウェイ販売員(ディストリビューター)の言う主張を、ツッコミ無しでまとめました。

商品の原価率が高い

「アムウェイの商品は良いものが多いんだ」これがアムウェイ販売員の押し出すウリの最も大きなポイントだと思います。

「良いものが多い」というのは、値段の割に質が良い、つまりはコストパフォーマンスが良いということなのだと思います。

その理由としてアムウェイ販売員が言うのは、商品の原価率が高いから安くて良いものを提供しているんだ、という主張です。
実際にアムウェイはCMやネット広告も展開しておらず、販売店や広告代理店の中間マージンが発生していません。

だからこそ、中間マージンを排除して、徹底的に原価に近い価格で消費者に届いているというのです。

商品が良いから一度紹介すれば買われ続ける

アムウェイ販売員の目的を簡単にまとめると、この3つが主な目的でしょう。

アムウェイ販売員の目的
  • 目的①:勧誘して
  • 目的②:商品を買ってもらい
  • 目的③:更に勧誘の輪を広げる


販売員が言うには、目的②を達成した段階で、それ以降は勧誘者に手をかける必要がないらしい。
その理由は、アムウェイの商品が良いから、一度使い始めたら勝手に買い続けると言う。

この内容をまとめると、一度勧誘に成功したら収益が発生し続ける不労所得に近いものなのだそうだ。

アムウェイの商品は様々で、歯磨き粉やサプリメント等の日々消費する物から、空気清浄機といった家電(要するに買い切り的で高価なもの)まである。
一度アムウェイ経済圏に巻き込んでしまえば、消耗品等が次々にアムウェイ製に置き換わっていくという流れ。

amway- products-list
引用:Amway(日本アムウェイ):会員の方向けショッピングサイト

販売員はアムウェイの商品を20%オフの仕入れ価格で購入して、定価で販売することで「小売利益」を手に入れることができます。
(例:元々は¥1,000の商品なら、20%オフの仕入れ価格¥800で仕入れて、¥1,000で販売して¥200の小売利益)

このように、他人にアムウェイ経済圏を押し付けていくことで発生する「小売利益」が、アムウェイで稼ぐベースとなる。

ピラミッドの下でも稼げる仕組み

アムウェイで稼ぐためには、先のご紹介した「小売利益」だけでは金額があまりに少ない。
消費する頻度が高い日用品をイメージしていただくと分かるように、それぞれの金額が安い上に、頻度もそこまで高くないからです。

そこで、アムウェイが悪名高い理由ともなるピラミッド構造が登場してくる。

アムウェイの詳しい仕組みは、複雑なのでもっと詳しい他の方にお任せします。
ここでは、先ほどの「小売利益」以外でアムウェイで稼ぐための仕組みを簡単にご紹介したい。

稼ぐ仕組みとなるのは、ざっくり下記の3つ。
後述しますが、これらの複雑な仕組みを通すことで、アムウェイは合法でピラミッドの下でも(少なくとも一時的には)稼げる仕組みを構築していることになる。

アムウェイで稼ぐ仕組み
  • フォローアップボーナス
    → 勧誘したメンバーがアムウェイ商品を購入したら儲かる仕組み
  • 成績別ボーナス
    → グループ(ピラミッドの下に位置するメンバー)全体の成績から決められるボーナス率
  • プロデューサー・リーダーシップボーナス
    → 勧誘したグループが優秀だった際に儲かる仕組み

また他にも、これらボーナスを達成することで「ランク」の条件を達成すれば、10万円〜10億円以上の固定報酬を手に入れるチャンスもある。
会社員で言う役職手当をイメージすると分かりやすいかと。

ランクは全22種類あって、下から3つ目のランクでも想定年収200〜400万円という多額の報酬が用意されている。

これら様々な仕組みを用意することで、ピラミッドの下に位置するアムウェイ販売者でも稼げるような仕組みになっているらしい。
仕組みはかなり複雑なので、興味がある方はこちらで勉強できます(私は挫折した)。

さて、このピラミッド構造が、アムウェイがマルチ商法・ねずみ講などと言われる大きな理由のひとつです。
マルチ商法・ねずみ講の簡単な定義となるのは、下記の通り。

マルチ商法(≒連鎖販売取引)
会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態

マルチ商法 – Wikipedia

ねずみ講(無限連鎖講)
金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、2人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした金品配当組織

無限連鎖講 – Wikipedia

連鎖販売取引は合法だが、ねずみ講は違法とされています。
アムウェイはというと、「連鎖販売取引」にあたっていて合法ということになっています。

連鎖販売取引とねずみ講の違いは、商品の販売を目的か?金銭の受け渡しが目的か?というポイントにあります。
したがってアムウェイは、商品の販売が目的であると言い張っているということになる。

私(騙されたふり)が感じたアムウェイの事

アムウェイの勧誘を一通り受けて、騙されたふりをしながら一通り聞いていました。
ですが内心では、疑問がたくさんありました。

思ったことはいくつもありますが、大きく分けてざっくり3つ。

勧誘を受けて感じたこと
  • アムウェイの仕組みはよく出来ている
  • 原価率が高いのに多額の不労所得が発生する矛盾
  • 逆張りのマインドは陰謀論と同じ

アムウェイの仕組みはよく出来ている

第一に、アムウェイは本当によく出来た仕組みですよね。
勧誘を受けた人間が、アムウェイの商品を消費しながら、更に勧誘を図る、という「アムウェイ経済圏」のサイクルが強すぎ。

拡大・消費の連鎖(悪循環)が、これまで直結してしまっているビジネスは無いとも思います。
だからこそ、日本では100万人に満たない会員数ながら、一部の販売員には多額の報酬が出る仕組みが出来てしまっています。

しかもアムウェイには、なぜか「皆で稼ぐ」という方向性も強い
アムウェイ販売者同士の横のつながりが強いことから、接する人間までもアムウェイが増えていくことで、同時に「アムウェイ生活圏」までも生成している。

実際には私の友人も、アムウェイで知り合った人間とルームシェアをしていて、アムウェイから抜け出す可能性は絶望的に低い。

更に、勧誘するために開催するイベンドごとも多く、アムウェイに一度入ることで一見すると充実した週末を過ごせてしまう。
お金でつながっているだけなのに…。

原価率が高いのに多額の不労所得が発生する矛盾

アムウェイがよく出来た仕組みだと思う一方で、ここまでの内容からそれとなく感じる矛盾もあるでしょう。
例えば、アムウェイ販売者のほとんどが口にする「アムウェイ商品の原価率は高い」という謳い文句。

販売店や広告代理店の中間マージンが発生していないと言いますが、自分らの報酬については棚上げしている印象も受けます。

そもそもアムウェイ商品の全体量は、そこまで多くありません。
少なくとも、我々がドラッグストア等で目にしている商品と比較すると歴然。

その規模をざっくりと考えてみましょう。
商品を購入するターゲットとなるアムウェイ会員数は、日本ではたったの約75万(2020年にアムウェイ公式が公表の数字)しかいない。

大量生産することで安く生産出来ることから、アムウェイ商品の原価率が高いと考えるのはオカシイ。
(実際は製造元も同じようなところで、そこまで原価率は変わらないと思いますが)

実際にアムウェイの商品を見てみると、街で買える商品よりもかなり高い。

空気清浄機に至っては、なんと20万円というボッタクリ価格で販売されている。
SHARPの空気清浄機なんて最安で2万、良いもので5万円ほどなのに。

その上で騙されやすいのが、アムウェイの商品は効果が検証しにくいものが多いという点。

経済学に詳しい方なら、マルクスが資本主義が挙げている問題を想像するかもしれません。
例えば、マルクス経済学の概念である、2種類の価値についてです。

効果が検証しにくい理由
  • 使用価値:五感で感じられる有用性
    (例:食べられる、美味しい、座っていてラク等)
  • 価値:五感で感じられない幻のような性質
    (例:なんとなく欲しいと感じる)

本来は「使用価値」で考えて商品を買うべきなのですが、それだけでは次々と商品が売れない(資本主義がうまくまわらない)。
だからこそiPhoneは、ほとんど使わないカメラを搭載したり、画面を大きくしたり、CMを活用して「価値」を生み出そうとしていると言えます。

それを踏まえて、アムウェイが多く扱う商品を確認してみましょう。
例えば、こういったカテゴリーの商品が例として分かりやすいでしょう。

アムウェイの商品例
  • サプリメント
  • 化粧品
  • 飲料・プロテイン
  • 空気清浄機・浄水器

サプリメントや化粧品の良さは、よっぽど体に合わない場合を除いて、そこまで痛烈に感じることは少ないと思います。
反対に美味しい食べ物なら、五感ですぐに分かります。

これだけなら分かりやすい話です。
しかしながら、アムウェイの商品は価格が高いからこそ、普段より少しは品質の良いものが使えてしまう、という点も話をさらに複雑にしています。

例えば化粧水で考えてみます。
無印で買えば¥800で買える化粧水も、アムウェイ価格は安いもので¥4,000以上の価格。

推測をまとめると、「アムウェイ商品は価格が高いので、原価率が低くても普段より良い商品を使えてしまう」と考えるのが妥当だと思います。

こういった理由から、実際に使ったとしても「なんとなく普段より良い気がする」と思ってしまいやすい。
アムウェイの商品が良いのは、アムウェイだからではなく、高い商品だからなのだと思います。

逆張りのマインドは陰謀論と同じ

アムウェイの考え方は、世界を簡単に捉えさせる方向性にある。

代表的な例が、先ほどご紹介した原価にかかる中間マージンの排除です。
(広告が無く、販売店を持たず、代理店を挟まないから中間マージンがかからないという話)

どうして、こういったマインドが現代で流行している(よく信じられている)のでしょうか?

その理由は、複雑な世界をつぶさに観察して理解するより、現状を否定してしまった方が、簡単に世界の説明が(部分的に・表面的に)通ってしまうからですね。
人間には世界を把握したい欲求があるので、早く理解してしまった安心してしまいたいのだと思います。

そうなってくると、教養が無ければ無いほど、否定説(逆張り)の方がすんなり理解できるという仕組み。

「地球平面説」なる信じられない陰謀論がアメリカでは600万人に信じられているらしい。
本質的にはアムウェイも陰謀論も、地続きの感があります。

陰謀論は昨今ブームの環境問題や健康志向とも相性が良く、ハマる人は拡大し続けています。
「オーガニック・ビーガン・水素水」等と聞くと少しマイルドな印象を受けますが、身近な話題が架け橋になってしまっているのが現状。

これ以上は話題が逸れるので、陰謀論については雨宮純氏の著者を参考にしてください。

そして、我々の考えるこういった「アムウェイは怪しい」という一般的なイメージすらも、アムウェイは利用しているようにも考えられる。

アムウェイ自身のハードルを下げながらも、怪しいイメージを会話で徐々に消していく。
赤裸々にアムウェイを勧誘していく流れは、伝統芸能のようによく出来上がっている。

実際アムウェイの販売員からは、このような勧誘文句で口説かれました。

アムウェイの勧誘文句例
  • 「アムウェイは怪しいと思うでしょ、だから全然人気がないんだ」
  • 「やってる人が少ないからこそ、君でも儲けることができるよ」
  • 「僕はアムウェイだけでこんなにいい暮らしができている」
  • 「怪しいイメージのあるアムウェイの商品が売れたから、君には才能がある」

アムウェイの誤解さえ解いてしまったらその後は簡単で、こういった逆張りを進めていくだけ。

いざ体験として勧誘をうけてみても、友人から面と向かって話を聞いてしまうと、少しずつ信用をしてしまう人も少なくないと思います。
友人でなくても、今度は勧誘を職業としている手強い販売員かもしれない。

アムウェイは無教養で空っぽな人間の心を満たす

友人は(そして人々は)、どうしてアムウェイに入るのだろうか?
何か足りない物を補うためにアムウェイに入る、と考えるのが自然だろうと思います。

精神分析学ではジャック・ラカンらが「対象a」として学問的に説明していますが、そんな難しいことは一旦止めて具体的にまとめていきたい。

一通り友人の話を聞いていて、人生で欠落していたパーツとして考えられたのが、下記の内容でした。
アムウェイに入ることで、現代の我々が失っているものを(一見すると)満たしてくれる。

アムウェイが補う欠落
  • 友人が増える
    (要因例:就職で地元を出て友人がいない)
  • 自己顕示欲を満たせる
    (要因例:SNSで感じる隣の芝生は青い状態)
  • 脱サラも狙える
    (要因例:賃金が上昇しない経済状況)

これらを欠落してしまった理由は、インターネットで急速に変化した社会にも要因があるかもしれません
要因例として、身近に感じやすいモデルをかっこ内に挙げました。

それぞれの欠落は、対応している社会変化として、社会学的・哲学的にも不足が指摘されている項目です。
そして、同じような欠落を埋めてくれる装置として、統一教会や創価学会も部分的に機能しています。

初めに言っておくと友人の状況は、会社で働くため会社の近くに住んで働いていて友人がおらず、コロナで会社が倒れそうになって会社を辞めたいという状況。
友人だってツラい人生なんですよね。

この友人の状況が想像に難しくないからこそ、我々はアムウェイに注意しておく必要がある。

友人が増える

アムウェイに入ると、販売員の知り合いが増えて、毎週のようにイベントがある。
孤独な人であればあるほど、この安心感に釣られやすい。

そもそも友人がいない要因の一例として、新住民化が挙げられます。
新住民化とは簡単に言うと、地元では無い地域に住む人が増える、ということ。

就職のために東京へ出たり、人が大都市ばかりに集中することで、孤独になったり相談相手がいなくなりやすい
会社での関係も、より希薄になっているかもしれません。

実際に私の友人も、アムウェイに入るキッカケはマッチングアプリで出会った女性でした。
もちろん、その女性はアムウェイに勧誘することで、お金を稼ぐことが目的。

空っぽでフラフラしている人間こそ、アムウェイのターゲットになりやすい。

しかし、アムウェイに入って手に入るのは、仕事仲間であって友人ではないというのが生々しい現実だと思います。
結局は損得。

自己顕示欲を満たせる

友人や有名人のInstagramを見てると、「なんか、あの人いい生活しているな…」と思った事がある方も多いでしょう。

他人のいい生活を見つけてしまうと、自分の生活が途端にみすぼらしく思えてきてしまいます。
これはSNSによる「隣の芝生は青い状態」の発見だと僕は思っています。

いい生活をするにはアムウェイがひとつの方法だ、とSNSによって錯覚させる効果があると思います。

現に私の友人も、アムウェイに勧誘される過程で、豪華なパーティーや高級ホテルからの景色を見せつけれています。
これはSNSで成功を発見するよりも強烈で、より身近な他人の成功体験を目にしていることになります。

更に、前にご紹介の通り「アムウェイ生活圏」に入ると、身近な他人のほとんどがアムウェイ販売員になってしまいます。
すると、それ以外の世界が見えにくくなってしまって、アムウェイ以外の選択肢を着実に削っていきます

脱サラも狙える

成功体験を目にすると、アホらしい会社員としての自分が惨めに思えてくる。
副業としてアムウェイを始めて、脱サラまで駆け上がるというのがアムウェイ販売員のひとつの大きな目標だと思います。

現状の日本を見てみると、思っているより経済状況が悪化しています。

例えば、一人あたりGDPは2018年に韓国に追い抜かれていて、賃金は日本だけ上がっていません。
なのに物価は上がっています。

また、国民負担率も上がってきています。
(国民負担率:国民の所得に占める税金・社会保険料などの負担の割合)

おまけに、非正規雇用も増えています。
要するに収入の不安定な人が増えています。

要するに、貰えるお金は全然増えず、払うお金はどんどん増えている、というのが現状です。

それとなくニュースを見ているだけでも、なんか自分でもしなきゃと思っている人は多いのでは。
このように、「アムウェイにワンチャンを賭けてみるか」と思う土台は出来ている。

経済的な理由だけでなく、精神的な部分についても深堀りしてみましょう。

どんな事にでもフラフラとなびいてしまう感覚がある方は、読者の方にも少なくはない気がします。
お恥ずかしながら筆者(27歳男性)も、正直なところ実感として良くわかります。

この空っぽな思想は、三島由紀夫が東大全共闘で指摘する「日本人の空っぽさ」は、このことを言っているとも最近思います。

無教養で中身が空っぽな人々こそアムウェイに引っかかりやすい、というのが実態。

歴史を振り返っても日本はそこそこ大きい国ですが、アメリカ等をコピペしながら出来上がった国に過ぎません。
文化も歴史も、ヨーロッパとは比較にならないくらい浅くて空っぽ。

結果的に経済的な要因・精神的な要因から、アムウェイだけでなく陰謀論やカルトに興味を持ちやすいようになってしまった。

アムウェイにハマる人も、被害者に過ぎないのかもしれません。
我々に出来ることは、アムウェイに入らないことくらいしかありませんが。

まとめ:アムウェイで稼ぐのは効率が悪い

アムウェイで稼げるか?」という質問に対しては、「一時的に稼げるかもしれないけど、効率は悪い」という回答が正解だと思っています。

継続的にアムウェイで稼げるのはごく一部で、他の95%以上は稼げなくて辞めるか、売上のために借金をして辞めるのが関の山。
アムウェイで稼げるか?という質問は、空き缶拾いで稼げるか?と同じ。

本質的にアムウェイ的なものに引っかからないためには、複雑な世界の現状を少しずつでも勉強しておくべきです。
視覚的(疑似体験的)に理解のしやすい、映画やドキュメンタリー等の映像コンテンツをいくつかご紹介します。

マルチ商法やねずみ講について気になった方は、Amazonプライムビデオの「ルラ・リッチ ~LuLaRoeの光と影~」も勉強になる内容でしょう。
こちらはアムウェイではないですが、マルチ商法と呼ばれた「ルラロー」というレギンスを扱うアメリカの会社についてのドキュメンタリーです。

また、Netflixであれば宗教について扱っている「カールと共に」や「星の子」あたりを視聴することで、構図をつかみやすいでしょう。
これらの作品は、宮台真司氏や神保哲生氏もビデオニュース・ドットコムで紹介しています。

もし何かで稼ぎたいと考えている方には、アムウェイで稼ぐのは効率が悪いので推奨しません。
アムウェイを始めるくらいだったら、アフィリエイトの方がよっぽど効率的だと思います。

実は、アムウェイはインターネットでの販売活動が禁止されていて、フェイス・トゥ・フェイスで勧誘する必要があるというのも不可解なポイントです。

弱小ブロガーの僕でも月に15万回ほど読まれていて、アムウェイよりは効率的だと思う。
そしてアフィリエイトなら一度書いた内容が何度も読まれ、記事は資産と同等です。

友人の無事を祈ると同時に、アムウェイの強力な引力には恐怖を感じました。
もし無教養で空っぽな人間だったら、アフィリエイトを選ばずアムウェイを選択していてもおかしくない。

またそれ以上に、アムウェイに陥りがちな社会構造へと進んでいってしまっていることは知っておく必要があるでしょう。

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