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【食洗機】タンク式のデメリットを超えるメリット【これで十分かも】

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工事も必要無く、手軽に導入することができるタンク式の食洗機

導入が簡単というようなメリットはありますが、どのようなデメリットがあるのでしょうか
タンク式の食洗機を導入して1年近く経ったので、振り返ってみます。

タンク式食洗機を選ぶのが正解、という方も多いのではないかと思います。

タンク式食洗機の中には分岐水栓しても使える(自動給水)ものもあって、我が家で使っているラクアという食洗機もそのタイプ。
しかしながら、使ってみると給水が手動なだけでそこまでストレスは無くて、今でも分岐水栓せずに使っているという結果になりました…。

そんなこんなで、食洗機を買う前には給水が面倒というようなタンク式食洗機のデメリットばかり気にしていましたが、こんなことに悩んでいるよりも早く買っ た方が良かった。
1年近く使っていて感じたタンク式食洗機のデメリットや、メリットについて実際に使用していた感想をまとめます。

ジャンプできる目次

結論:賃貸に住んでいて2人暮らしまでならタンク式の食洗機がベスト

どんな環境であればタンク式の食洗機が最適解となるのでしょうか?
結論としては、下記の条件であればタンク式食洗機で全く不自由は無いと思います。

タンク式食洗機に決めた条件
  • 賃貸に住んでいる
  • 〜2人暮らし
  • 3食全ては自炊しない
    (洗い物はそこまで多くない)

食洗機にはタンク式以外にもありますが、どれにとってもメリット・デメリットがあるということも押さえておく必要があります。

我が家にとっては、タンク式食洗機がベストチョイスでした。
読者の方々はこれからご紹介するメリット・デメリットを参考に、最適な食洗機を探すための有益な情報になればと思います

タンク式食洗機を具体的に比較したい方はこちらどうぞ。
6つのポイントから、後悔の無いモデル選びについて考えています。

タンク式食洗機のデメリットは3つで、使い方によっては十分

実際に使ってみて感じたタンク式食洗機のデメリットは大きく分けて3つ
良くも悪くも、購入する前に出てきた評判の通りでした。

タンク式食洗機のデメリット
  • 水を汲むのが面倒
  • サイズは1~2人向けと小さめ
  • 乾燥機能はあまり強くない

私の使っているのはサンコーのラクアという食洗機ですが、タンク式食洗機どれもサイズや構造が似たりよったりというのが現状です。
ここで挙げている内容も、どのタンク式食洗機にも共通する内容です。

水を汲むのが面倒

これはタンク式食洗機の宿命でもありますが、使うたびに水を汲むのが面倒かといえば実際のところ面倒ではあります。
ラクアの場合は約5Lの水が必要で、付属している給水カップの3杯分。

rakua-tank

タンク式の食洗機ながらにして、水道と給水ホースでつないでも給水可能なモデルも多数発売されているのも押さえておきたいポイント。

ラクアも給水が可能であると分かり購入していて、使っていて万が一面倒になったら分岐水栓の工事をしてしまおうと考えていましたが、我が家の場合は分岐水栓工事が3万円超えということで断念しました。

5Lの水を入れるのに給水カップで3杯も入れるのは面倒なので、こういった給水タンクで一気に給水してしまえば少しはラクになります
そんなものをわざわざ買うのは面倒という方には、2Lのペットボトルを使うのもあり。

サイズは1~2人向けと小さめ

タンク式食洗機を調べてみると、どれも内容量のサイズが小さめで、大容量の食洗機を求めている方にとっては物足りないサイズ感だと思います。
実際に使ってみると入るのは最大でも2人なら2食分で、大きいまな板やフライパンは入らないという印象でした。

実際に使ってみた感触としては、一度に洗える量は大体下記の通りでした。

タンク式食洗機に入るお皿
  • 一人暮らしの場合:1.5日分
  • 二人暮らしの場合:1日分
  • 内訳:大皿4点、小鉢2点、茶わん2点、汁わん2点、コップ4点、その他お箸カラトリー

ここではざっくりの紹介で恐縮ですが、私の使っているタンク式食洗機のラクアの収納力についてはこちらでもっと詳しくご紹介しています。

調理器具以外であれば1日分の洗浄はまとめて出来る、というのがリアルなサイズ感だと認識しておいたほうが良さそうです。
また、調理器具全てを食洗機で済ませられるようにするためには、工夫する必要があります。

例えば、食洗機に入れるなら、取っ手が取れるフライパン・鍋の方が収まりはいいでしょう。

また、我が家はまな板もコンパクトなものに変更しました。

下村工業(Shimomura Kougyou)

こちらでも書いたとおり、ラクアは中身も非常に工夫されていて効率的に収納できるようになっています。
上の段にはお箸やカラトリー、調理器具がドサッと入れられるようになっているのは使い心地としてもかなり良好でした。

乾燥機能はあまり強くない

これはタンク式に限らず食洗機でも言えることですが、あまり乾燥機能については期待しないほうが良さそうです。
洗浄の大まかな流れは、【洗浄】→【すすぎ】→【高温乾燥】がセットになりますが、密閉している食洗機内は周りに水滴がついていて中々乾きません

入りたての風呂場をイメージしてもらうと分かりやすいですが、いくら高温で乾燥させても湿気が中々取れないのと同じ状況に。
私の使っているラクアでは60分の乾燥ができて、最高温度は75℃で送風乾燥もありますが、これは正直イマイチと言えます。

rakua-tank-dishwasher-water-drops

裏返して洗っているコップの底やスプーン等は、水たまりができるように置くと間違いなく水は溜まるのが前提になりそうです。
水たまりのようにどうしてもまとまった水の量があると、乾燥するのは厳しいと思っておいたほうがよさそうです。

また、口コミを見ていても、10万円以上するどの食洗機でも乾燥能力不足のレビューはありました。
実際のところ乾燥が終わっても食洗機内はモワッとした空気で、食洗機で洗い終わったら乾燥を使わずすぐに扉を開けて換気・乾燥する方が現実的かもしれません。

我が家でも乾燥機能はすぐに使いたい時のみと考えています。
とにかく高温で空気を送って乾かすと電気代もバカにならないので、乾燥能力はあまり求めすぎてもいけない気もします。

電気代もかからず、乾燥を使わずとも放っておけば数時間で乾くので、そこまで食洗機業界でも乾燥能力を向上させようという動きは大きくないのかもしれません
10万円以上するようなビルトイン型の食洗機も乾燥能力で言うとそこまで大きな差は無くて、洗い終わったら自動で開く自然乾燥に頼っているタイプのものがいくつもあるようです。

タンク式食洗機のメリットは3つで、とにかく設置が簡単で初期費用も安い

タンク式の食洗機を選ぶのにはデメリットだけでなく、メリットも多いということも押さえておきましょう。
具体的にするなら、メリットは下記の2つが大きいと思います。

タンク式食洗機のメリット
  • 工事不要ですぐに使えて、引っ越しにも強い
  • 本体価格が安い
  • 設置場所を選ばない

ざっくりまとめると、とにかく安くて設置が簡単というのがタンク式食洗機の大きなメリットだと思います。
合う合わないはあるかもしれませんが、賃貸に住んでいる我々のような若者を筆頭に、これが合うという方もかなり多い気がします。

工事不要ですぐに使えて、引っ越しにも強い

タンク式食洗機一番のメリットは、工事が必要なくて食洗機が着いたらすぐに使えるというところにある。
分岐水栓工事をするためには、実は確認しておかなければいけない面倒ごとが多いんです。

分岐水栓工事の準備
  • 交換する部品の確認
  • 見積もり(業者に依頼する場合)
  • 不動産管理会社に工事の旨を伝える(賃貸であれば)
  • 引っ越しの際には原状回復させる

上手く行けばなんてことない内容なのかもしれませんが、少なくとも我が家の場合はかなり手間取りました。
まずは分岐水栓に交換する部品が見つからず、業者に確認してもらったところほぼオーダーメイドの部品になることが発覚。

工事費用も含めて3万円ほどかかるとのことだったので、ここで面倒になってタンク式食洗機を購入しました。
工事費用が食洗機よりも高くなるとは考えていませんでした…。

そこで考えてみると、賃貸で引っ越しするたびに分岐水栓の工事(設置・取り外し)をするのはかなりコスパが悪いということにも気付きます。
住んでいる家の分岐水栓工事が簡単なら分岐水栓で食洗機を使えばいいし、面倒ならタンク式で使えばいい、くらいの気持ちで良いかなとも思います。

我が家で購入したラクアは、タンク式だけでなく分岐水栓でも使えるようになっています。

本体価格が安い

そもそもタンク式食洗機の本体価格は、食洗機の中でもかなり安い。
食洗機を3つの大まかな種類に分けて相場価格を比較してみると、その安さが分かりると思います。

タンク式食洗機に入るお皿
  • タンク式食洗機:3万円前後
  • 据え置き型食洗機:7万円前後
  • ビルトイン型食洗機:10万円前後

ビルトイン型というのは台所に備え付けるタイプの食洗機です。
卓上に置く必要がなくなり、全体的にサイズの大きいものが多いですが、価格はピンキリです。

設置場所を選ばない

食洗機と言えばキッチンの真横に置くことが多いと思います。
しかし、タンク式食洗機は何もキッチンのすぐ近くに置く必要はありません。

排水はこのように、シンクではなくバケツでもOKです。

rakua-haisui-2
排水はシンクかバケツに

分岐水栓で給水する食洗機は、水道と食洗機を繋いでおく必要があるので、現実的には食洗機を置く場所はシンクのすぐ横になりがち。
ですが、タンク式食洗機として使うなら手動で給水するので、水さえ捨てられればどこでも使えます。

食洗機といえば場所をとるし、シンクにはそんなスペース無いよという方も多いと思います。
タンク式食洗機は台所近くのラックに置いて使うような事もできて、サンコー公式からもラクア専用のラックが発売されています。

【そもそも】食洗機を使うメリットが多い

食洗機を使って気付く便利さは、食洗機を使ってみるまでは分からない。
もはや洗濯機を勧めているのと同義で、具体的に挙げればキリがありません。

これまで食洗機すら使ったことのなかった私なんですが、タンク式に限らずそもそも食洗機を使うと言うメリットがあまりにも多いということが分かりました。
タンク式特有のメリットとは別に、具体的に2つのメリットをご紹介させてください。

食洗機そのもののメリット
  • 調理器具を使うことに躊躇しなくなった
  • 時間の節約になる

食洗機というと汚れが落ちにくかったりするイメージですが、少なくとも私に限ってはそんな印象は全くありませんでした。
むしろ人の手だと熱くて触れないくらい高温で、時間をかけて洗ってくれる食洗機の洗浄力は、手洗いするより信頼できるという印象。

調理器具を使うことに躊躇しなくなった

「洗い物を増やさないためにも、調理器具は最低限にして料理を作らなきゃ…」
面倒くさがりの私は、料理する上でついついこんな事を考えていました。

これは実際に使ってみなければ分からない食洗機のメリットでしたが、何も考えず調理器具を使えるようになったのは私の中でかなりデカかった
手を使うよりも調理器具を使った方が効率がいい、こんな単純ながら実践できていないことを実践できたのは食洗機のおかげと言えます。

具体的にはこういった調理器具を使っていて、お皿洗いだけでなく調理までもが食洗機を通じてラクになりました

使いやすくなった調理器具

ぶんぶんチョッパーを手洗いするくらいなら、包丁でにんにくを刻んだ方が簡単かもしれません。
しかしながら、食洗機があればこのように複雑な形状の物に対しても洗浄力は強力で、ラクをするためには調理器具をどんどん使っていく方針に変わるんです。

時間の節約になる

そもそも食洗機の構造は非常にシンプルで、高温のお湯をお皿に向かって吹きかけるというもの。
ノズルから出ているる水の勢いで物理的に汚れを落とせるだけでなく、洗剤の力で も化学的に汚れを落としています。

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参照:水道いらずのタンク式食器洗い乾燥機 「ラクア」 | 【公式】サンコー通販オンラインショップ

洗浄力のある洗剤は、手荒れをしてしまいやすい弱アルカリ性のものが一般的に多い。
しかしながら直接手に触れることの無い食洗機の洗剤は、頑固な汚れも落としやすい弱アルカリ性も選びやすいのではないでしょうか。

洗剤の成分
  • 弱酸性:油汚れには弱いが、肌に優しい
  • 中性:上下2つの中間
  • 弱アルカリ性:頑固な油汚れは落としやすいが、上2つよりは肌が荒れやすい

何が言いたいかと言うと、食器洗いはわざわざ人間がやらなくてもいいことじゃないし、食洗機で高温のお湯を長時間かけて念入りに洗ったほうがキレイに洗えるんじゃないの?
という事です。

手洗いだと落ちにくい油汚れで見てみると、40~50℃の温度で洗浄した方が落ちやすいようです。
これを超える60℃以上で洗えるのが食洗機。

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参考:キレイに洗える | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic

パウダータイプの洗剤を使用すればランニングコストもあまりかかりません。
もちろん手洗いするより使用する水の量も減ることは間違いないでしょう。

削減できる時間と、それにかかるランニングコストを考えてみても、3万円ほどで買えてしまうタンク式食洗機のコストパフォーマンはかなり良い事がわかります。

食洗機はタンク式以外の種類全てにメリット・デメリットがある

ここまでの内容は、タンク式食洗機に関してのメリット・デメリットについて考えてきました。
しかし他の種類の食洗機はどうなのでしょうか。

タンク式食洗機の他には、水道から給水する据え置き型・ビルトイン型もあるので、タンク式食洗機とそれ以外についても比較してみましょう。
ざっくり比較した内容は下記の通りで、どれも一長一短という結論になると思います。

スクロールできます
タンク式食洗機据え置き型(自動給水)ビルトイン型
給水の簡単さ
サイズ△〜○△〜◎
乾燥機能△〜○
設置(工事)の簡単さ
本体価格
備考情報

※タンク式食洗機も厳密に言えば据え置き型ですが、ここで挙げる据え置き型はタンク式食洗機を除くものとお考えください

食洗機をタンク式・据え置き型(自動給水)・ビルトイン型の中から選ぶには、一度に洗いたいサイズと給水がどれくらい面倒くさいか、というだけで考えれば非常にシンプル。

サンコーのラクアならタンク式だけでなく自動給水でも使える

そんな中で私の選んだのはサンコーというメーカーが発売している、ラクアというタンク式食洗機でした。
タンク式食洗機ではありますが、分岐水栓さえ出来ていれば水道から自動給水して使うことも可能

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参照:水道いらずのタンク式食器洗い乾燥機 「ラクア」 | 【公式】サンコー通販オンラインショップ

実際に使ってみても、細かな設計から日々の使いやすさに特化している食洗機でした。
食洗機を使っていてすべき事が、一通りユーザーにとって簡単になっていることが分かります。

食洗機を使っていて面倒なこと
  • 食器を並べる
    → かごの設計が優秀で食器を上手に並べやすい
  • カラトリーや調理器具を並べ
     → 上段にまとめて入れるだけなので簡単
  • 洗剤を入れる
    → ドアに計量口がついていて計量する必要なし
  • 洗浄開始スイッチを押す
    → 5つのモードからスイッチひとつで洗浄してくれる

扉がガラスになっていて、食洗機の内部が外から見えるようになっているのもポイントが高い。
入れた時に飛び出してしまったお皿が、洗浄ノズル(スプリンクラーのようなもの)に引っかかって回らない(洗浄が上手く出来ない)ことが起きやすいので、内部は外から見えたほうが圧倒的に使いやすいと思います。

食洗機ラクアの詳細なレビューや、実際どれくらいの容量があるのか等、詳しいレビューはこちらで詳しく書いています。
ラクア以外の食洗機とも比較していますので、参考になればと思います。

タンク式食洗機を具体的に比較しておきたい方は、こちらからどうぞ。
6つのポイントから、後悔の無いモデル選びについて考えています。

また、サイズの小さい「ラクア mini」も、新たに発売されました。
本記事のラクアとも比較しています。

我が家はタンク式食洗機に決めた

誰にとってもタンク式食洗機が一番いい、そんなことは思いません。
しかしながら、タンク式が最適解になる方も多い、とは思います。

改めてタンク式食洗機のデメリットとメリットについて振り返ってみましょう。

タンク式食洗機のメリット・デメリット
  • デメリット
    水を汲むのが面倒
    サイズは1~2人向けと小さめ
    乾燥機能はあまり強くない
  • メリット
    工事不要で使えて、引っ越しにも強い
    本体価格が安い
    設置場所を選ばない
  • 食洗機全般のメリット
    調理器具を使うことに躊躇しなくなった
    時間の節約になる

3万円でこれだけの生活改善ができるガジェットはそうないと思う。
この金額を時給に換算しても、すぐに元を取れる人は少なくないはずです。

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