食洗機というと、なんだか裕福な大家族だけが使うものというイメージ。俺なんかに食洗機はまだ早い…と思っていましたが、実はそんなことはない。
今回食洗機を導入することで改めて、皿洗いってこんなにストレスのあることだったんだ…と感じる日々です。
時短家電があるだけで、1日の時間が5〜10分と平気で長くなる時代。
毎日10分以上かかっていたことが5分で終われば、月に2.5時間の時間削減。
食洗機は工事不要なタンク式というタイプがおすすめで、3万円程度から買うことができて届いたその日から使えるのが頼もしい。
中でも評判の良かったサンコーの「ラクア」という食洗機を購入しました。
- 工事不要のタンク式食洗機ならラクアがおすすめ
- 工事不要なので届いてすぐに使える
- 分岐水栓は高いし面倒
- 思っている以上にタンク式の食洗機でも楽チン
- 分岐水栓で悩むならタンク式食洗機で今すぐ生活改善
- タンク式の食洗機は給水タンクを使ってもっと簡単に
- 食器の入れ方を間違わなければ洗い上がりは綺麗
結論から言うとタンク式食洗機でも大満足で、もっと早く買えばよかった。
自分で水を汲む必要があるというだけで躊躇していたのですが、タンク式食洗機でも十分に生活が快適になりました。分岐水栓のことであれこれ悩むくらいなら、もっと早くラクアを買った方が確実に毎日は幸せになります。
使い心地のよかったポイントを写真付きで細かくご紹介しているので、ラクアの使い心地が伝わりやすいよう心がけて書いています。
その他のタンク式食洗機とも比較して、様々なシーンに合わせておすすめのタンク式食洗機もご紹介します。
サイズの小さい「ラクア mini」も、新たに発売されました。
本記事のラクアとも比較しています。
分岐水栓でラクできるタンク式食洗機ならラクアでOK
いきなり生活感の凄まじい写真で恐縮ですが、おすすめできるポイントは下記の通り。
毎日のように使うものだからこそ、細かな気配りの効いたサンコーのラクアは快適に使用できる。
- 3万円でタンク式食洗機が買えるのはコスパ異常
- 2〜3人分の食器が余裕で入る十分な容量
- かゆいところに手が届く設計が便利
- 中身の見えるデザイン
- スプーンやお箸はまとめて上の棚に入れられる
- 給水して使うこともできて分岐水栓への切り替えも可能
タンク式食洗機を具体的に比較したい方はこちらからどうぞ。
6つのポイントから、後悔の無いモデル選びについて考えています。
3万円ほどで買えるサンコーのラクアはコスパ十分
まず第一に、価格が安い。
タンク式の食洗機だからといって、この値段で食器を洗って乾燥してくるラクアのコスパは異常。
この金額払うだけで皿洗いしなくていいの?食洗機の値段感覚をひっくり返してくれます。
設置はコンセントにつないで、排水ホースをキッチンのシンクにたらすだけ。
5分もあれば設置ができてしまうので、届いたその日から生活を改善してくれるのは気持ちがラク。
おすすめできる細かなポイントもたくさんありますが、試しにちょっと買ってみるか…とついつい思ってしまうお値段でした。
台所が遠い場合はバケツにホースをたらしても使用できるので、コンセントさえあれば実質場所は選ばない。
排水ホースには吸盤が付いていて、目立たないように設置することもできます。
金額につられて私もついつい買ってしまった一人なんですが、いざ実際に使用してみるとお値段以上。
安いからといって機能面で不足を感じることもありません。
ラクア以外にも、少し先でタンク式の食洗機を比較しているのでよろしければ合わせてご覧ください。
そもそも・・・今回ご紹介しているラクアはタンク式の食洗機ですが、工事の必要な分岐水栓式の食洗機と比較すると下記の違いがあります。
それぞれのタイプが一長一短であることは分かりますが、本体価格だけの比較でもタンク式食洗機の安さが目立ちます。
タンク式食洗機 | 据え置き型(自動給水) | ビルトイン型 | |
---|---|---|---|
給水の簡単さ | × | ○ | ○ |
サイズ | △ | △〜○ | △〜◎ |
乾燥機能 | △ | △ | △〜○ |
設置(工事)の簡単さ | ◎ | △ | × |
参照価格 | 約3万円〜 | 約7万円〜 | 約10万円〜 |
備考 | タンク式と自動給水の両方が使えるものもある | サイズは据え置き型と同様のものから大きいものまで | 台所に取り付けるには大掛かりな設置工事が必要 |
※タンク式食洗機も厳密に言えば据え置き型ですが、ここで挙げる据え置き型はタンク式食洗機を除くものとお考えください
もっと詳しく比較したい方はこちらからどうぞ。
分岐水栓の工事が3万円超えでタンク式の食洗機に決めた
タンク式を選んだ理由はこの後にも詳しくご紹介しますが、決定打は分岐水栓の工事に3万円以上かかると分かったこと。
内訳はざっくり、部品に2万円で工事に1万円だった。
3万円ちょっとあればラクアが買えるので、それならラクアを買うのが冷静な判断ですよね。
我が家は混合水栓という、ひねる方向によって水・お湯が切り替わるタイプのよくある水栓(蛇口)を使用していました。
使用している品番が特殊なのかはよく分からないけれど、どうやらこれが大問題だったようで、工事には無茶苦茶高い見積もりがついてきてしまったらしい。
そもそも分岐水栓こそ至高というわけではなくて分岐水栓にするデメリットもあって、実は分岐水栓にすべきかどうかを考えるだけでも面倒。
それに分岐水栓に拘りすぎると、出費がとんでもないことになる。
食洗機を導入する前にストレスが溜まってしまっては仕方ないので、タンク式の食洗機でさっさと快適になってしまうのがおすすめ。
- 分岐水栓の部品は特注で高い
- 事前にキッチンを見せて見積もりをもらう必要がある
- 賃貸なら不動産会社への連絡が必要
- 原状復帰できるような工事が必須
- 引っ越したらまた工事が必要
かゆいところに手が届くサンコーのラクアの設計は使い心地が快適
いくつもあるタンク式の食洗機の中でもラクアがおすすめなのかというと、ユーザーのことが考え尽くされている細かい設計が抜群に快適だからというのが最も大きなポイント。
食器を並べて、洗剤を入れて、水を注いで、洗浄開始のスイッチを押すというユーザーのすべきことを、それすらもストレスの無いように使用することができる。
ちなみに、写真のこの青白い光は、開け締めをした後の数分だけ点灯する仕組みです。
もっと具体的にはご紹介すると、このように洗うまでの工程が全て使いやすく設計されているんですよね。
- 食器を並べる
→ かごの設計が優秀で食器を上手に並べやすい - 洗剤を入れる
→ ドアに計量口がついていて計量する必要なし - 水を注ぐ
→ 工事不要なので給水カップで注ぐだけ - 洗浄開始スイッチを押す
→ 5つのモードからスイッチひとつで洗浄してくれる
実際に使用する流れをご紹介すると同時に、その節々で感じた便利なポイントをご紹介していきます。
食洗機に洗いムラは無い?
食洗機を使わない理由としてよく挙げられる洗いムラですが、実際に使ってみると洗い上がりはかなりキレイ。
キレイに洗い上がるのも当然で、ラクアは約60分もの間上下のスプリンクラーで水を噴射し続けてくれます。
スポンジでこするよりも、仕上がりはよっぽどキレイ。
プロテインシェイカーをよく洗うのですが、手洗いでは落ちないキツめのニオイもしっかり落ちるのは魅力です。
むしろ手洗いでは届かない細かい部分も、食洗機ならキレイに洗い上がるというのが一番の感想。
その理由は簡単で、食洗機を使う大きく分けて2つのメリットがあるからです。
- 洗浄するお湯の温度が手洗いよりも高温
→ 40〜50℃の温度でようやく豚・牛の脂が溶ける - 手荒れをしていしまいやすい洗剤も食洗機なら使える
→ 弱アルカリ性の洗剤は、こびりついた汚れには強力
食洗機を使うだけでも、これだけのアドバンテージがありますよ。
手洗いはせいぜい30℃くらいだと思うので、油汚れが落ちやすいのもそりゃそうですよね。
大前提として、食洗機でよく聞く洗いムラがなぜ起きるのかというと、食洗機の出すお湯がキチンと食器に当たっていないためです。
上下のノズル(スプリンクラーのような仕組み)2箇所から機械的にお湯を噴射してくれるだけなので、食器に当たるよう上手に並べるのは我々の最も重要な仕事。
サンコーのラクアには、上手にお湯が当たって洗浄されるような工夫がなされていて、食器を入れるかごの設計が作り込まれています。
中心からお湯が出る構造なので、かごの設計(仕切り)の通りに食器を置くことができれば、自然と食器同士の隙間に噴射して洗浄してくれている。
具体的には、食器が中心に向かってななめにたてかけられるような設計。
かごの仕切りが上手いこと支えになっているおかげでサクサクと食器を並べることができる。
かごの仕切りは、入れる食器の種類によって分けられていて、ざっくり3つの種類として我が家は使用しています。
- 手前
→ お茶碗類が入るエリア - 左奥
→ コップが入るエリア - 右奥
→ カレー皿が入るエリア
各エリアにそれぞれの種類の食器を各1枚置いてみたのが下記。
かごにはキャスターがついているのも便利です。
重いものも引き出すことができて出し入れも快適。
小物がまとめて入る棚は思考停止できるラクアの便利設計
食洗機には上下にお湯を噴出するノズルが付いているので、上の棚に入れたお箸類も綺麗に洗浄されて帰ってくる。
この小物を入れる棚がとても優秀で、ざっくばらんに入れておけばいいのが簡単すぎる。
包丁や菜箸も入ると、こういう細かなところで思考停止できるのは楽チンですね。
下記のように、他社の食洗機には立てて収納するタイプのかごも多い。
並べる自由度が大幅に広がるのを考えると、上下で別々になっていた方がおすすめ。
タンク式の食洗機自体があまり大きくないので、様々な大きさ・形の食器を入れられる自由度は、サンコーの食洗機をおすすめしたい上ではかなり重要なポイント。
カップで給水すればスイッチひとつで洗浄
洗いたい食器を並べたら、あとは洗剤と水を入れてスイッチを押すだけ。
給水カップが付属しているので、約3杯弱の5Lを入れればOK。
とにかくこぼれやすいので、下記のように接地した状態で入れるのがおすすめ。
食洗機の洗剤は、コスパの良い粉末タイプがおすすめ。
タブレットや液体タイプのものは、コスパだけで考えるとあまりおすすめできません。
ラクアは洗浄機の扉に付いているくぼみへ入れるだけなので、計量も同時にできる構造になっています。
そもそも、食洗機はお湯を使用して食器を洗うので、粉末の洗剤でも溶け残る心配はありません。
安く買えれば毎日使っても2〜3ヶ月以上は使えて、月で150円もかからない計算です。
洗浄開始のスイッチは全面のパネルにあって、簡単な操作しかないながら洗浄タイプは5種類もあります。
下記の5種類ですが、通常洗浄でも十分きれいに洗ってくれている。
食べ終わってすぐの食器で、尚且こびりつくようなものがなければ、エコモードが電気代も考えるとおすすめのモード。
どの食洗機もそうですが、乾燥は完璧とは言いにくい仕上がりです。
とは言え洗ってすぐに使用する場面はそこまで多くなく、洗い終わったら開けて放置しておけばいいだけです。
サンコーのラクアは 分岐水栓でも使うことが出来る2wayタイプ
「分岐水栓は工事するのにデメリットがいくつもある」ということはご紹介しましたが、使用している水栓(蛇口)によってはそこまで費用をかけずに工事できてしまう場合も少なくない。
実はご紹介しているラクアは、タンク式として使用できるだけでなく、分岐水栓を使用して給水することもできる2wayの機能を持っています。
これがかなり便利で、引っ越し先で簡単に分岐水栓できた際には給水して使用することもできるのは大きな保険になります。
とりあえず食洗機を買って、気が向いたら分岐水栓工事をするでもOK。
分岐水栓から食洗機背面には付属しているホースをつなぐだけ。
分岐水栓いらずのタンク式食洗機ラクアも思ったほど面倒じゃない
そもそも何故タンク式の食洗機を選んだのか、というポイントをご紹介します。
調べてみると食洗機には設置方法の異なる下記2つのタイプがあって、下記がその分類。
- タンク式の食洗機
→ 本体代は安価、分岐水栓の工事も不要ですが、自分で水を汲む必要あり - 分岐水栓式の食洗機
→ 本体代は比較的高く、分岐水栓の工事も必要ですが、自分で水を汲む必要なし
最も大きいポイントは分岐水栓を注ぐ必要があるのかどうか、というポイントでしょうか。
タンク式食洗機の購入前は、「自分で水を注がなきゃいけない」というタンク式のデメリットにかなり抵抗がありました。
そのため、据え置き型ばかり考えていたんですが、前述の通り分岐水栓の工事に3万円以上かかってしまうことがわかったためタンク式の食洗機を購入。
しかし、実際に使ってみると案外悪くない、というどころかそこまで苦じゃない。
分岐水栓について2ヶ月以上悩んでいたんですが、振り返ってみると悩むくらいならタンク式の食洗機を早く買えばよかったというのが今の考え。
買えばすぐ使えるタンク式食洗機で十分
タンク式の食洗機は、何よりも設置したその日から使用できるのが嬉しいところ。
日々の食器洗いに嫌気がさしている方は、是非とも機械に入れて水を注ぐだけで食器が綺麗になる想像をしてみて欲しいです。
体感としては、一人暮らしなら2日食器を溜めてしまっても一気に洗いきれるくらいの容量が洗えると思います。
据え置き型と比較するとタンク式の食洗機はサイズも小さめで、我が家は冷蔵庫の上に置いて使用しています。
これでも奥行きは小さい方で、あまりサイズ感については悩むことはなさそうと思います。
ちなみに、カラーは最近ブラックも追加されていて、ヤフーニュースでも扱われていたほど。
2020年「家電批評オブ・ザ・イヤー」グランプリも受賞していたのを買ってから知りました。
給水タンクを買えば水を注ぐタンク式も簡単に
タンク式で水を注ぐのが面倒なら、少しでも簡単になるように頭を使えばいい。
ということで考えついたのが、給水タンクでコックをひねって水を入れればいいということでした。
購入したのは下記のようなアイテムで、容量5Lのタンクに水を入れて給水すれば往復する必要もなし。
ただし重いので、食洗機の設置場所によっては大変かもしれないので注意。
ラクア以外のタンク式食洗機を比較する
工事不要なタンク式食洗機は、実は種類が少なくて、食洗機の中の約1割ほどしかありません。
そこで、いくつかおすすめできる食洗機を比較していきます。
洗浄力やサイズ感などにそこまで大きな差はないので、タイプ別でおすすめできる食洗機を挙げていきます。
正直どれを買っても間違いはないと思うものばかりですが、おすすめはラクア。
タンク式食洗機を具体的に比較したい方はこちらからどうぞ。
6つのポイントから、後悔の無いモデル選びについて考えています。
サイズの小さい「ラクア mini」も、新たに発売されました。
以下もご参考までにどうぞ。
maxzen JDW03BS01 → 設置場所が高い方向け
タンク式食洗機の設置場所が高い方にはmaxzenの「JDW03BS01」がおすすめ。
下から水を入れることができるので、面倒な給水が簡単になる。
中の構造や容量は先ほどラクアと大差無い。
個人的にはデザインが微妙に感じたので却下してしまいました。
- 下から給水できる
- 予約機能
- 安い
- 棚は一段しかない
- デザインは微妙
- 乾燥のみの機能は無い
アイリスオーヤマ ISHT-5000 → ミニマルなデザインが好きな方向け
ミニマルなデザインならアイリスオーヤマの「ISHT-5000」がおすすめ。
生活感たっぷりなイメージがかなり軽減された。
こちらも、中の構造や容量は先ほどラクアと大差無い。
中が見えないデザインなのと、一段しかない構造だったので却下してしまいました。
洗浄し始めてすぐに食器が倒れたりして洗えないこともあるので、中身は見えた方が無難だと思います。
- シンプルなデザイン
- 乾燥機能が弱い
- 中が見えないデザイン
- 棚は一段しかない
まとめ:安く買えて分岐水栓いらず、すぐに生活改善する食洗機ならラクア
最初にもご紹介しましたが、改めておすすめできるポイントをご紹介すると下記。
- 工事不要のタンク式食洗機ならラクアがおすすめ
- 工事不要なので届いてすぐに使える
- 分岐水栓は高いし面倒
- 思っている以上にタンク式の食洗機でも楽チン
- 分岐水栓で悩むならタンク式食洗機で今すぐ生活改善
- タンク式の食洗機は給水タンクを使ってもっと簡単に
- 食器の入れ方を間違わなければ洗い上がりは綺麗
毎日10分以上かかっていたことが5分で終われば、月に2.5時間の時間削減。
今回食洗機を導入して食器洗いする必要が無くなってから、やっと今まで感じていたストレスを実感することができました。
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