同棲を始めて2年が経って、同棲生活でストレスを感じることは殆ど無くなりました。
どうして無くなったのか振り返ってみると、お互いが一番楽しく暮らせるように最低限のルールを決めたことにありました。
新しい環境での生活を始めると、実は気づかないところでストレスを感じてしまうものです。
そうならないためにも同棲にはルール決めが必要で、それさえ乗り越えられれば家事・炊事は半分になって、家賃も折半すれば非常に経済的です。
同棲するにはどのようなルールを決めておけばいいのでしょうか?
これから同棲を始める方や、すでに同棲しているけれど更にストレス無く同棲をしていきたいと考えている方向けに、具体的な内容も含めて解説していきます。
- 決めておくべきルールは2つだけ
- 最低限のルール以外は、追い追いでOK
- ルールその①:お金の管理ルール
- ルールその②:家事の役割分担ルール
- 家事そのものを根本的に減らす方がよっぽど重要
ルールさえ決められれば、同棲はラクできる事ばかり
そもそも同棲は、楽しめれば非常に経済的で、お互いの考え方も豊かになれる素敵な手段だと思います。
そりゃ面倒なこともあるわけですが、同棲のメリットはかなり多いと思うんです。
同棲している方への「同棲してみてよかったと思うのはどんなことですか?」という調査では、このような結果が出ていました。
楽しい・幸せ、みたいな気持ちの面でも勿論のこと、もっと現実的な同棲のメリットというものもあると思います。
同棲しているメリットは、具体的にこのような内容があるのではないでしょうか。
- 家事が減る
→ 上手に分担できれば家事は半分 - 固定費が安くなる
→ お互いが一人暮らしするよりも安い家賃で住める - → 公共料金・ネット代は安くなる
- 生活費が安くなる
→ 自炊が増えれば食費も安くなる - 生活がラクになる
→ 二人なら時短家電も買いやすい
ここに書いてある内容なんてものは、既に同棲されていれば実感されている方がほとんどかもしれません。
改めて見てみるとこれだけラクできることは多いのだから、心の余裕を持って最低限のルールだけ決めてしまえばOKと、私自身はあまり考えすぎないようにしています。
最低限のルール以外は何か起きてから決めればいい
まず前提として、同棲をされている方それぞれの環境があるので、誰にでも当てはまるキッカリとしたルールは無いでしょうね。
生活しているのが生まれた場所も違ったりする二人なので、それは尚さらです。
そう考えると、一気に全てのルールを決めてしまおうと勢いづくよりも、まずは最低限のルールだけを決めてしまうという方が、現実的ではないでしょうか。
私の場合も生活を始めてみたいと決めきれないルールもあって、少し先の内容を書くとこのようなルールがそうでした。
- 最初に決めた最低限のルール
→ お金の管理は共通の財布から支払う
→ キャッシュレスの方がお金の管理が簡単だと気付く - 途中で補足した追加ルール
→ 支払いはクレジットカードとPayPayで支払う
→ 基本はクレジットカードかPayPayで支払って、これらが使えなければ現金で建て替えで支払うことに
簡単に管理できるようなルール・仕組みを一度作ってしまえば、最低限の手間でストレス無く生活同棲できるものです。
また、ルールといってもお互いが一人暮らしするよりもストレス無く、ラクに生活するためのものなので、二人でよく話し合ってから決めればトラブルが起きることも最小限になると思います。
これ以降では最低限決めておくべきルールを2つご紹介していきます。
また、私達がそれでも足りないと思って追加した補足ルールについても、まとめてご紹介する流れになっています。
同棲で最低限決めておくべきルールは2つだけ
一般的に決めておくべき最低限のルールというと、どういった内容でしょうか?
例えば、スーモジャーナルの調査によると、このようなルールを決めている方が多いようです。
部屋・収納スペースの使い方は、結局のところ部屋しだいで何とも言えない部分ですね。
こちらの調査結果の1・2位を最低限決めておくべきルールとして、深堀りしていきます。
- お金の管理方法
- 家事の役割分担
特にお金の管理方法については、3人に1人以上がルールを設けている結果でした。
続いて、家事の役割分担についても、5人に1人以上という結果。
これから同棲を始めるという方は、あまり決めすぎずまずはこの2つのポイントだけを押さえるルールを考えましょう。
また、すでに同棲している方には、これからご紹介するルールを参考に何か役に立つアイデアや、具体的な方法がご参考になればと思います。
お金の管理ルール
いざ同棲を始めてみると意外に面倒なのが、お金の管理です。
自分ひとりの管理なら簡単かもしれませんが、同棲の場合は面倒なことが実はあります。
何度も実践してみた結論として、具体的なお金の管理はこういった流れにしました。
- 共通の銀行口座を作る
- 公共料金・家賃等の引き落としは共通の銀行口座に設定
- 生活費を支払うクレジットカードの引き落としは共通の銀行口座に設定
- 足りない金額は各自で毎月送金する
一見すると当たり前の内容じゃんと思うかもしれませんが、同棲の状態だとクレジットカードや銀行口座の管理が実は面倒くさいということがあります。
結婚していれば(名字が同じ同姓ならば)すぐに解決することが、同棲だと一筋縄にいきません。
特に面倒なのが家族カードで、同姓だと(主要クレジットカード会社を除いて)家族カードが作れないと考えておいた方がいいです。
家族カードと一般的なクレジットカードとの違いはこれらの通りです。
各自で買い物をするのに、クレジットカードが2枚無いと不便ですよね。
- 家族カード:家族カードを2枚発行する方法
→ 同棲だと発行できない
→ 名義は個人名義で請求先は会員になるので、1つの銀行口座で管理ができ簡単 - 家族カード以外の別名義クレジットカード:同棲している2人が各自でクレジットカードを発行する方法
→ クレジットカードの名義=銀行口座の名義になってしまう
→ 2つの銀行口座を管理する必要があり面倒 - 同じ名義で2枚目のクレジットカード:1人が2枚のクレジットカードを発行する方法
→ 貸し借りはNGなので、代理で使うことを前提とする
【2】の方法ならすぐにでもクレジットカード2枚を作成できますが、クレジットカードの名義がそれぞれ(別の名義)で別々で作成してしまうと、銀行口座が複数に分けれてしまって管理が一気に面倒になってしまうことがあります。
同棲では家族カードを作れなかったので、結果的に私達は【3】の方法で管理することにしました。
簡単にクレジットカードを2枚(デュアル発行)できる楽天カードを作成して、同じく当たらに開設した楽天銀行と結びつけることで楽天経済圏にどっぷり入ることになりました。
結果としては楽天市場の買い物が一気に安くなって、お米や水・炭酸水といったものを安くまとめ買いできるようになったのが非常にデカイ。
クレジットカードの貸し借りは基本的にNGなので、代理で使うことを前提としましょう。
クレジットカード会社の規約や、もっと細かな使用方法についてはこちらで詳しく解説しています。
この時作成するクレジットカードの名義は、公共料金の契約人などにすると、後に支払いする場面でも簡単になります。
多くの支払いでは、契約者の名義=支払いするクレジットカードの名義、となっている必要があります。
クレジットカードを作るだけでも、お金の管理は一気に快適になりました。
しかしながら、クレジットカードだけだと、実際には現金を使う機会が結構ありました。
そこで、PayPayも使用することで、現金を使う機会がより減りました。
PayPayのアカウントは片方だけが持っている状態ですが、旅行先や外食先で使う機会が非常に多いです。
クレジットカードは使えないけどPayPayは使えるお店って、案外多いので助かりました。
家事の役割分担ルール
同棲しているカップルに起きるケンカの原因として、お金の管理に倍近い差を付けたのが家事の分担です。
ケンカの半分以上が家事の分担という、少し驚く結果が出てきました。
分担方法として考えられる方法として、最も簡単な分担方法はこれらの2だと思います。
また、これらの分担方法は、それぞれの家事で分けるのがポイントだと思います。
- やること別に分担
→ 例:掃除・洗濯 - 曜日別に分担
→ 例:炊事
例えば我が家では、このように家事を分担しています。
もっと具体的に言うと、それぞれの家事はこのように分担方法です。
- やること別に分担する家事
例①:掃除は場所によって分担
例②:洗濯は各々の分だけに分担 - 曜日別に分担する家事
例①:炊事は曜日と朝昼夜で分担
掃除の分担は場所ごとに分担するのが非常に有効です。
定期的に掃除することになると、そもそもあまり汚れていなくて掃除が適当になることもあります。
また、汚れている部屋や場所があれば、それを担当している人が掃除するというのも明瞭で、文句のつけようがありません。
炊事の分担方法としてよく聞くのが、早く帰ったほうが炊事するというもの。
これってかなり一人がストレスを溜め込んでしまいやすい危険なルールなのではないかと思います。
これに対して追加で補足したルールは、これら家事分担のルールを分かりやすく共有するということでした。
ルールを決めても、すぐに確認ができるような形で明確に共有しておくことが重要。
これは簡単で、2人ともiPhoneユーザーなら純正のメモアプリにまとめておくのがおすすめです。
我が家はこのような内容でまとめています。
純正のメモアプリから共有することで、ほぼリアルタイムに情報を共有できるので非常に便利です。
同じように、足りない食材や日用品を気付いた時にまとめておけば、買い忘れも一気に減りますよ。
iPhoneユーザーでなければ、Googleカレンダーや無数にリリースされているカップル向けアプリでOK。
手段はともかくとして、スマホ等でいつでも確認できる共有ルールは必須かと思います。
いくらルールを決めても、同棲でイライラは起きる
ここまでの内容で最低限決めておくべきルールについて、ご紹介してきました。
ただし、ルールを決めてルールを決めるよりよっぽど重要ことは他にもあって、例えばこのような内容です。
- 同棲で起きがちなイライラ
→ 時短ガジェットで根本から断つ - 時間と心の余裕を作る
→ 自炊や外出で二人の時間を増やす
要するに、お互いにとって良い循環を、同棲生活で作り出していくことが非常に重要です。
とにかく自分たちの時間を作れば、心の余裕もできて無駄にイライラしてしまうことも減ると思います。
それとは反対に、時間に追われてファストフードばかり食べてたら、栄養バランスを確保できずに寝起きが悪くなったりしてしまいます。
仕事中に眠くなったりして集中が続かないなど、一度始まった負のループまっしぐら。
同棲で起きがちなイライラは、時短ガジェットで根本から断つ
イライラする家事を上手に分担することは大切ですが、そもそもイライラする事は少しでも省力化しましょう。
数万円の家電で、少し驚くくらい生活がラクになりますよ。
毎日5分かかっているお皿洗いには年間で30時間近く、毎週10分かかっている掃除には年間で20時間近くもの時間をかけている計算になります。
何が言いたいかと言うと、分かりやすく時給1000円に換算してみても年間にすると結構な時間を捨ててしまっているということです。
私自身も無心で家事をしたりするのもかなり好きなタイプなのですが、こうやってブログを書いたりすることができたのも時間と余裕の象徴だと思います。
こういった時短ガジェットを買わないだけでも、毎日の活動できる時間に差が付いてしまうのは結構残酷で勿体ないことだと思ってしまうのです。
手軽なものが沢山あるからこそ、コストパフォーマン良く生活を改善できてしまうものだけでも導入を考えていいかもしれません。
私が最も重宝しているのがこちらのアイテムで、2〜3万円ほどで購入できるコスパの良いものを集めてみました。
先ほどの時給換算で考えてみると、1年ほどでペイできてしまう時短ガジェットです。
それぞれ使用レビューは詳しく書いておりますので、これらも参考までにどうぞ。
こういった家電は、一人暮らしで購入するにはサイズが大きかったり、初期投資が気になったりしてしまいますよね。
ただ、同棲していると少し広めの部屋になったり、二人で折半して買えば負担する一人あたりの金額も安く買えてしまいます。
これ以外にも、何かイライラする内容があったらすぐに根本的に排除するようにしています。
詳しくはこちらでも、もっと詳しく書いています。
時間と心の余裕を作って、自炊や外出で二人の時間を増やす
そもそもの家事を無くしてしまうことで生まれるのは、時間だけではありません。
その時間をゆったり使うことができる心の余裕もまた、時間と同じくらい欲しいものですよね。
余裕が無いからイライラしやすいし、夜もすぐ寝付けない、そんな一面もあると思います。
栄養バランスの不調で人は怒りっぽくなってしまうということは、科学的にも一般的なものとなっているようです。
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これは私の実体験ではありますが、同棲生活が上手くいって自分の時間を増やせたことで毎日に余裕ができて、より満足したものになった気がしています。
気が向いたらする程度だった自炊も、かなり頻度が高くなってきました。
すると生活費が安くなって、東京の23区内に住んでいながら固定費が一人あたり6.5万円ほどで、食費等も含めた生活費は一人あたり13万円ほど。
これらで経済的に生活できれば余ったお金は貯金もできますし、もっと時短を極めたいならドラム式洗濯機のように少し高いアイテムを買うのもアリですね。
このように、時間と心の余裕を手に入れるだけで、生活を改善するサイクルを手軽に始めることができます。
同棲で決めるべきルールは、まずは2つだけでOK
改めて、これまでの内容を振り返ってみるとこのような内容でした。
無理にルールを作りまくると、自分たちの首を締める結果になってしまいがちです。
シンプルに、最低限だけルールを作って、あとは日々少しずつ改善していけばOKです。
- 決めておくべきルールは2つだけ
- 最低限のルール以外は、追い追いでOK
- ルールその①:お金の管理ルール
- ルールその②:家事の役割分担ルール
- 家事そのものを根本的に減らす方がよっぽど重要
同棲相手といっても、言ってしまえば他人です。
あまり期待はせず、お互いに妥協点を見つけるのが同棲生活ですね。
内容が参考になれば幸いです。
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