Fire TV Stickシリーズは、VODサービスが快適に視聴できるAmazon製デバイス。
性能やスペックも、数年ごとにアップデートされてきました。
そこで、4年近く前に買った古いFire TV Stickから、Fire TV Stick 4K Maxに買い替えで購入しました。
実際に使ってみると、4Kの再生でも動作がサクサクで、価格に対しての性能が少し驚くレベル。
またしても生活レベルがグングン上がってしまったので、レビュー記事としてまとめました。
【Fire TV Stick 4K Maxレビュー】
購入したのは、前述した通り「Fire TV Stick 4K Max」でした。
記事更新時で最高スペックのFire TV Stick。
下記のポイントでレビューしていきましょう。
- 付属品
- スペックの進化
- リモコンの進化
初めてのFire TV Stickとしてはもちろん、一昔前のFire TV Stickからの買い替えとしても優秀でした。
動作サクサクで、4Kで観なくても「4K Max」はアリ
Fire TV Stick 4K Maxは、4Kを再生できるだけあって動作はサクサク。
4Kの映像がこんなにスムーズに視聴できるのは、正直かなり驚きました。
しかもこれが、7千円未満で購入できるとは…。
動作がサクサクな理由は、具体的には下記。
詳しい比較は後述しますが、4K Maxのスペックはかなり優秀。
- メモリ等のスペックが高い
- Wi-Fi 6対応
言うまでもないかもしれませんが、Fire TV Stickのスペックが非常に重要。
というのもFire TV Stickが映す映像は、全てFire TV Stickが処理しています。
Fire TV StickがPCやスマホのような働きをしているワケです。
PCやスマホのスペックが良ければ、すぐにYouTubeの動画が読み込まれるのと同じ。
Fire TV Stickも良いものを買えば、動作はサクサク進みます。
しかも4K Maxは、新たにWi-Fi 6にも対応しました。
実際にFire TV Stickでスピードテストしてみたところ、速度もかなり良好でした。
Wi-Fi 6環境の構築は、以前の記事でもご紹介した通り。
リモコンには、Alexaボタン・ショートカットボタン搭載
2020年以降に発売されたFire TV Stickは、リモコンが一新されています。
具体的には、これらのボタンが追加されています。
- アプリボタン
- Alexaボタン
- 番組表ボタン
日常的によく使うのが、アプリボタンだと思います。
Fire TV Stickが起動していなくても、ボタンひとつでアプリが開くのはかなり快適。
印字されているアプリは、発売された時期によっても異なるらしい。
僕の購入したものには、下記のアプリが印字されていました。
- Prime Video
- Netflix
- TVer
- ABEMA
更にリモコンの先端にはAlexaボタンが搭載。
押しながら話すことで、Alexaを起動することが可能です。
Alexaと相性の良い、スマートホーム家電を持っている方なら、かなり便利に感じると思います。
我が家ではSwitchBotを導入してから、一気に音声入力の利便性に気付きました。
Fire TV Stick 4K Maxの付属品
Fire TV Stick 4K Maxを購入して付いてくるものは、下記の内容でした。
- 電源アダプタ
- 乾電池
- HDMI延長ケーブル
- Alexa対応リモコン
- Fire TV Stick
- USBケーブル
付属物はというと、過去シリーズと同等。
ただしリモコンは、4種類のVODが印字されているカスタムボタンが搭載されています。
このリモコンは、2020年以降のFire TVシリーズに搭載されています。
これより前のFire TVを使っている方は、ここでも利便性が上がるかと。
Fire TV Stickシリーズを比較
Fire TVシリーズとして、今回は5つのモデルを比較していきます。
まず初めに、スペックを比較してみましょう。
違いとなるポイントは、マークアップしました。
4K対応モデル | 4K非対応モデル | Cube | |||
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Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick 4K | Fire TV Stick (第3世代) | Fire TV Stick (第2世代) | Fire TV Cube | |
商品画像 | |||||
発売 | 2021年10月 | 2018年12月 | 2020年9月 | 2016年10月 | 2022年10月 |
リモコン (クリックで拡大) | |||||
画質 | 4K 60fps対応 | 4K 60fps対応 | 1080p 60fpsまで | 1080p 60fpsまで | 4K 60fps対応 |
メモリ | クアッドコア 1.8GHz | クアッドコア 1.7GHz | クアッドコア 1.7GHz | クアッドコア 1.3GHz | 2.2GHzのARM 4xCA73 2.0GHzのARM 4xCA53 |
2GB | 1GB | 1GB | 1GB | 2GB | |
ストレージ容量 | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB | 16GB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 5まで | Wi-Fi 5まで | Wi-Fi 5まで | Wi-Fi 6対応 |
参考価格 | ¥6,980 | (廃盤) | ¥4,980 | (廃盤) | ¥19,980 |
もう少しピンポイントに比較すると、ざっくり下記の通り。
- 今買うべきFire TVシリーズは?
→ 2千円の差なら、今4Kを観ていなくても4K Maxが優秀 - Fire TV Stick「第2世代」と「第3世代」の違いは?
→ 処理速度の向上、リモコンのデザイン変更 - Fire TV Stick「4K Max」と「4K」の違いは?
→ Wi-Fi 6対応、処理速度の向上、リモコンのデザイン変更 - Fire TV「Cube」とそれ以外の違いは?
→ スピーカー内蔵、「Amazon Echo」機能が搭載、処理速度の向上
それぞれ細かく比較していきましょう。
今買うべきFire TVシリーズは?
発売中のFire TV Stick | ||
---|---|---|
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick (第3世代) | |
商品画像 | ||
発売 | 2021年10月 | 2020年9月 |
リモコン (クリックで拡大) | ||
画質 | 4K 60fps対応 | 1080p 60fpsまで |
メモリ | クアッドコア 1.8GHz | クアッドコア 1.7GHz |
2GB | 1GB | |
ストレージ容量 | 8GB | 8GB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 5まで |
参考価格 | ¥6,980 | ¥4,980 |
記事更新時で発売されているのは、「Fire TV Stick 4K Max」と「Fire TV Stick (第3世代)」。
この2つを比較すると、下記が進化のポイントです。
- Wi-Fi 6対応
- 処理速度の向上
- 4K画質に対応
最も大きな進化は、メモリが2GBと倍になってWi-Fi 6対応となった部分です。
差額は2千円。
結果的に僕は、「Fire TV Stick 4K Max」を購入しました。
今は4K画質で観ませんが、Wi-Fi 6や処理速度の向上が優秀だからです。
4K対応のテレビ買っても使えますし…。
毎日のように使うものなので、差額2千円の価値としては十分すぎる進化だと思っています。
Fire TV Stick「第2世代」と「第3世代」の違いを比較
4K非対応モデル | ||
---|---|---|
Fire TV Stick (第3世代) | Fire TV Stick (第2世代) | |
商品画像 | ||
発売 | 2020年9月 | 2016年10月 |
リモコン (クリックで拡大) | ||
画質 | 1080p 60fpsまで | 1080p 60fpsまで |
メモリ | クアッドコア 1.7GHz | クアッドコア 1.3GHz |
1GB | 1GB | |
ストレージ容量 | 8GB | 8GB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5まで | Wi-Fi 5まで |
参考価格 | ¥4,980 | (廃盤) |
2020年発売の「Fire TV Stick (第3世代)」と、2018年発売の「Fire TV Stick (第2世代)」。
この2つの進化をまとめると、下記の通り。
- 処理速度の向上
- リモコンのデザイン変更
ただしメモリはどちらも1GBで、Wi-Fi 6には非対応。
あまり大きな進化では無いように感じます。
「Fire TV Stick (第2世代)」は廃盤になっています。
どちらかで選んでいる方なら、「Fire TV Stick (第3世代)」を選ぶことになります。
処理速度よりもコストパフォマンスに振ったデバイスだと思います。
Fire TV Stick「4K Max」と「4K」の違いを比較
4K対応モデル | ||
---|---|---|
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick 4K | |
商品画像 | ||
発売 | 2021年10月 | 2018年12月 |
リモコン (クリックで拡大) | ||
画質 | 4K 60fps対応 | 4K 60fps対応 |
メモリ | クアッドコア 1.8GHz | クアッドコア 1.7GHz |
2GB | 1GB | |
ストレージ容量 | 8GB | 8GB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 5まで |
参考価格 | ¥6,980 | (廃盤) |
次に、「Fire TV Stick 4K Max」から「Fire TV Stick 4K」の進化を考えましょう。
要点をまとめると下記の通り。
- Wi-Fi 6対応
- 処理速度の向上
- リモコンのデザイン変更
全モデルも4K対応でしたが、メモリが倍になっています。
Wi-Fi 6にも対応しており、こちらも大きな進化となっています。
2018年に発売された「Fire TV Stick 4K」は廃盤になっています。
現状4K画質で視聴できるFire TV Stickは、「Fire TV Stick 4K Max」のみです。
現状発売されているFire TV Stickでは、最強スペックです。
Fire TV「Cube」とそれ以外の違いを比較
Stickシリーズ | Cubeシリーズ | ||
---|---|---|---|
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick (第3世代) | Fire TV Cube | |
商品画像 | |||
発売 | 2021年10月 | 2020年9月 | 2022年10月 |
リモコン (クリックで拡大) | |||
画質 | 4K 60fps対応 | 1080p 60fpsまで | 4K 60fps対応 |
メモリ | クアッドコア 1.8GHz | クアッドコア 1.7GHz | 2.2GHzのARM 4xCA73 2.0GHzのARM 4xCA53 |
2GB | 1GB | 1GB | |
ストレージ容量 | 8GB | 8GB | 16GB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 5まで | Wi-Fi 6対応 |
参考価格 | ¥6,980 | ¥4,980 | ¥19,980 |
もうひとつの選択肢として出てくるのが、「Fire TV Cube」というデバイスです。
そもそも何これ?状態な方も多いと思います。
Fire TV Cubeだけで使える特徴をまとめたものが下記。
- スピーカー内蔵
- 「Amazon Echo」機能が搭載
- 処理速度の向上
一言でいうと、Fire TV StickとAmazon Echoが合体したデバイスです。
既にEchoシリーズを持っている方なら、機能が重複してしまうとも考えられます。
テレビ等と接続できて、スピーカーとしても使いたいならアリかもしれませんが。
Fire TV StickシリーズでもAlexaは使えますが、Fire TV Cubeの方が快適に使える仕様です。
具体的には、こういった違いがあります。
- Fire TV Stick付属リモコン
→ ボタンを押しながらAlexa - Fire TV Cube
→ ボタン必要なし(Echoシリーズと同じ)
Amazon Echoも持っておらず、Fire TV+スピーカー内蔵というのはスマート。
惹かれる方は少なく無いと思います。
ただ、価格が割高なのは気になる点ですね。
別途でスピーカーやサウンドバーを導入した方が、費用対効果は高いと思います。
Fire TV Stick 4K Maxレビューまとめ
これまでの内容を振り返ると、このようになります。
- 今買うべきFire TVシリーズは?
→ 2千円の差なら今4Kを観ていなくても4K Maxが優秀 - Fire TV Stick「第2世代」と「第3世代」の違いは?
→ 処理速度の向上、リモコンのデザイン変更 - Fire TV Stick「4K Max」と「4K」の違いは?
→ Wi-Fi 6対応、処理速度の向上、リモコンのデザイン変更 - Fire TV「Cube」とそれ以外の違いは?
→ スピーカー内蔵、「Amazon Echo」機能が搭載、処理速度の向上
4Kで視聴できるテレビを持っていない我が家ですが、結果的に4K Maxを購入しました。
そこまで動作の速さにこだわらなければ、Fire TV Stick 第3世代という選択肢も出てきます。
価格は4K Maxより2千円ほど安く、リモコンも最新のモデルです。
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