2024年5月からワーホリでドイツに行ってきます。
そもそも「お前は誰じゃ!」って話ですが、4年ほどブログとYouTubeで稼ぎながら細々暮らしている20代男性です。
一応、生活できるくらいは稼いでいます。
なんですがここ最近、
「僕の仕事、いらないものを人に売る仕事だな…………」
って感じで無気力感が凄まじくなってきました。
まぁ何が言いたいかと言うと、全てが分からなくなってきました。
さてさてどうしよ。
って状況の僕がワーホリに行こうと思った理由と、一応の現状を記録しておきたい所存。
ワーホリは最後のモラトリアム
ワーホリというと、「英語を勉強したいちょっと意識高めな人のもの」ってイメージが強いかもしれません。
僕は偏見の塊なので、「ブロンドヘアを毎秒かき分ける女性」のイメージしかありませんでした。
あと男性はもちろんポマードでしょ。
外国語を勉強するとは言っても、ワーホリはある種のモラトリアムだと思います。
もちろん意識の低い僕は、最後のモラトリアムとしてワーホリに行こうと思っている次第。
ワーホリは、90日以上も海外にいられる最後のチャンス
そもそもワーホリって何がスゴいの!?
これを本質的に考えると、「90日以上も海外に滞在できるコト」です。
※例外としてイギリス等はワーホリでなくても180日まで滞在できたりしますが
大前提として、外国に移住するのはメチャ大変です。
もしもみんなが海外に移住できたら?を考えるとよく分かります。
発展途上国ってものが無くなり(減り)、現状の資本主義システムも立ち行かなくなるのかもしれません。
だからこそ「国ガチャ」があります。
何が言いたいかというと、我々が思っている以上に国境は明確にあります。
(インターネットを使ったり、旅行できる環境で実感しにくいですが…)
ざっとまとめると、海外に住む(移住よりは短い期間ですが)チャンスが平等に与えられている最後のチャンスがワーホリってことです。
ここでは分かりやすく「平等」と書いていますが、「ワーキング・ホリデー制度」を導入してる国は一部です。
ワーキング・ホリデー制度|外務省
もっと観光客について深く考えられた面白い本もあって、非常に感銘を受けたので貼っておきます。
オーストラリアより安そうなドイツに行く
ワーホリとしてどこに行くのか、というとタイトルの通りドイツにしました。
ワーホリといえばオーストラリア、ってのが一般的でしょう。
(その他はイギリス・カナダあたり)
僕自身がドイツを選ぶ際に感じたメリット・デメリットはこんな感じ。
- メリット
- 物価が安い
- 移民にも優しい
- EU加盟国ゆえ周辺国へ旅行しやすい
- ワーホリの申請も無料
- デメリット
- ドイツ語も求められる
- ドイツ語にはアホみたいに長い単語がある
唯一のデメリットはドイツ語ですが、一緒に行く彼女がドイツ語を話せるので僕の場合デメリットは比較的少ないはず。
いきなり再現性のない話で恐縮ですが…。
反対にオーストラリアのワーホリは、物価の高さとワーホリ人気の(異常的)高さで難易度が高いと思います。
ワーホリの申請自体も簡単で仕組みこそ出来上がっていますが、競争率が高くなっているのでは。
バイトを探すにしたって大変そうです。
一方でドイツは、生活するだけなら安く設定されています。
例として消費税率も2種類あって、必需品(食料品や書籍)は7%、贅沢品(外食など)は19%と3倍違い差があります。
つまりは、家で自炊しながらビールを飲んだりする分には安く暮らせるってこと。
日本は便利すぎないか!?
「海外スゲー」「日本スゲー」的な論争は永遠の話題ですよね。
当たり前ですが僕は「ドイツこそ最高!日本はゴミ!」と言いたいわけじゃありません。
とはいえ僕は、一言でいうと「日本って過度に便利すぎじゃね!?」と思っています。
特になにが便利すぎるかというと、こんな感じでまとめました。
- 衣食住(とくに住)
- 便利だからこそ日本から出ない
そして、これらをもっと突き詰めて改善しようとすると、
「海外で暮らしてみた日本人」が必要なんじゃないか
と思っているワケです。
しかも、ブロンドヘアかき分け女性でも、ポマードガチガチ男性でもないこの僕が…!
衣食住(とくに住)
日本の生活で、一体どこが「過度に便利すぎる」のでしょうか。
「生活とは?」を端的にまとめると、衣食住になるかと思います。
まず僕が体験した「住」から考えてみました。
「住」は日本人(特に都心部住み)にとっても、非常に大きい支出です。
僕らの現状はというと、日本からライプツィヒの物件を契約している途中。
なのですが、現時点ででこんなに興味深い事情にぶつかりました。
- 賃貸は、大家・個人の間での契約が一般的
→ 契約書の文化が定着 - スーモ(SUUMO)みたいな不動産仲介がほぼ無い(少ない)
→ もちろん礼金・仲介手数料や意味分からん金が無い - そもそも家賃が安い
→ 大都市の中央エリアでも40㎡で500€ほど - 知らない人に1ヶ月〜1年ほど部屋を又貸したりする
→ 長期旅行も出かけられる - キホンどの物件も古い
→ 古いを歴史と変換
これらを総合的にまとめると、ドイツ人は業者を極力使わず自力でなんとかして安くしているって感じでたくましい。
悪く言えばケチ。
しかも「WG Gesucht」という賃貸の掲示板みたいなものを見ても、物件は古いものばかりです。
ありきたりな言葉ですが、「歴史と共存しているってのはこのことなんだな」と思いました。
是非とも上記のサイトを見てみてください。
植物やアートを飾ったりと、満ち足りた部屋が素敵なので。
こんな海外の住宅事情を知って僕は、日本のアホみたいに狭く、建って数年の賃貸に月10万以上出しているのがバカバカしくなってきたというのが正直なところ。
しかも、高い家賃と礼金を払いながら、又貸し契約もできず、そもそも長期旅行する休みすらもらえない日本人がほとんどです。
特にドイツでは、長期間のバカンスが当たり前。
まぁ詐欺をする人がいたりと、悪い部分もあるようですが。
便利だからこそ日本から出ない
日本人のパスポート保有率は、2023年で17%らしい。
となると、「日本しか経験したことない日本人が多い」ってのが現状なんだと思います。
なんだかこれは、あまり良くない気がします。
これを例えるなら、新卒の入らない会社がどんどん古臭くなってくるのと同じなんだと思います。
そもそもの話ですが、
便利=金がかかっている
ってことです(基本的には)。
ちょっとまとめます。
これまでの内容を含め、このように考えているわけです。
- 便利であることにはお金がかかる
- 過度な便利はコスパが悪い
- 日本は便利だけど、必要以上に便利すぎるのかも
だからこそ、
海外へ行く人が少ないのも、日本より不便になるというのは大きいはず。
しかも日本語は日本でしか使われていないので、言語の壁だってあります。
このように考えると「日本という国には、国民が日本から出ていかない仕組みが上手くできているなぁ」と思います。
雇用の流動性が低いの問題も同様ですよね。
我々日本人の習性なのかもしれませんが、もう少し良くなってくれないかな・・・って思います。
日本とドイツから見る「馬」
象徴的だと思ったのが、馬の受け受け入れられ方です。
ドイツ(チェコ・ポーランドなど)では乗馬がかなりメジャーな趣味らしい。
女の子向けの馬雑誌まである充実っぷり。
女の子のプレゼントとしても、馬は人気らしい。
なんじゃそりゃ。
で、一方の日本はというとスマホゲームの「ウマ娘」がヒット。
しかも売上は百億円単位らしい。
なんじゃそりゃ。
この違い、いくらなんでも痛烈すぎませんか!?
- 日本人
→ 馬飼わなそう - ドイツ人
→ VTuberにスパチャしなそう
どっちが良い悪いではないですが、日本のカオスさは分かります。
何もかもに飽きてきたのでワーホリ行く
とまぁ長くなりましたが、色々と疲れて飽きてきたのでワーホリに行ってきます。
X(Twitter)で口論したり、1秒動画を投稿してインプレッションを稼いだり、YouTubeでサムネ詐欺をしたり、煽るタイトルで人の感情を揺さぶったり。
そんな光景も、見ていてしんどいので。
ということで僕は僕なりに、真面目に役に立つことを共有できればと思います。
それと今後は、ドイツの町並みなんかをYouTubeで更新していく予定。
最後に、最近人気をいただいたYouTubeの動画を貼っておいて終わり。
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